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2015年7月17日金曜日

また遊びにきてね。

うちと隣の家の間に狭い隙間があって、その奥に猫の母子が住んでいます。
子猫はとっても人懐っこくて、声をかけるとこちらをじいっと見てますが、いつもお母さんが「行くよっ」て感じで連れて帰ります。
つい先日も朝早くから表でガサガサ音がするので見てみると、お母さんに見守られながら子猫がうちの自転車の自転車カバーに飛びかかって遊んでいました。

その子猫が今朝、うちの前の道路で死んでいました。
顔が潰れていたので、たぶん車に轢かれたのだと思います。
信じられないです。

その道路は車一台ギリギリのスペースしかありませんが、たいていの車はけっこうな速度で入ってきて、避けるのは歩行者に決まっているとばかりにそこどけそこどけと我が物顔で走っていきます。

危ないなといつも思っていましたが、ついに悲劇が起こりました。
アスファルト引き剥がして樹齢百年の樹をどーんと植えてやりたい。
注連縄をしめて、今後千年一切車を通れなくしてやりたい。

車が「乗り物」なのは乗ってる当人にとってのみで、それ以外の人や生き物にとっては「凶器」以外の何物でもないのです。
子供の頃からずっとそう思っていました。
その思いは今も変わりません。

歩行者とても油断はなりません。
これから夏になると、地面にはたくさんの生き物がいます。
蝉やカナブン、芋虫やうちは川が近いのでカニなど、あらゆる生き物が道を横断したり休んだりしています。 絶対に踏んではだめです。
見つけたら必ず近くの植え込みか樹にとめてやるかして、踏み潰されるのを防がなければなりません。 生き物にとってはありがた迷惑かも知れませんが、踏み潰された生き物を見るのは、あまりに忍びないからです。

人間は生き物の中で一番知恵と力を持っている(と思い上がっている)のだから、せめて自分より小さくて弱い生き物をまもってあげましょうよ。
まもれないにしても、邪魔だけはしないようにもっと小さくなって生きるべきです。

戦争反対と叫ぶのも大切ですけど、自分たちが日頃自分より弱いものたちに対してどんな態度で生きているのかってことを、心底から振り返って改めていかない限り、同じことの繰り返しです。

子猫が轢かれるのを何もできずに見ていたお母さん猫の気持ちを考えると、どうしようもない気持ちになります。
この辺りには猫がたくさんいます。
いろんな性格のやつがいますが、みんな友達です。 家族です。
猫だけじゃなく、すべての生き物がです。

車を運転する全てのみなさん、今日も明日もあさっても、一生、愛のある運転をお願いいたします。
そして車を製造するみなさん、エアーバッグは内につける前にまず外につけるべきです。
虫を踏んでも殺さないタイヤや空気のようにふわふわな車体などからまず発明して下さい。

政治家のみなさん、うちの前のあの道は通行止めにして下さい。
また手紙書きます。

死んだ小さな猫の赤ちゃんに、うちに咲いてた朝顔を。
また遊びにきてね。

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