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出演情報

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2011年11月21日月曜日

『Kein Licht.』『光のない。』舞台映像

12月17、18日に出演する「ITI世界の秀作短編研究シリーズ ドラマリーディング ドイツ編」。その作品群の中でもノーベル文学賞を受賞したエルフリーデ・イェリネクが福島第一原発事故について描き、ケルン州立劇場で9月29日に世界初演されたばかりの『Kein Licht.』邦題「光のない。」は最も注目されているようです。

詳しくは「演劇情報サイト・ステージウェブ」より☟

短いですが、ケルンでの上演の際の舞台映像もあります。

今年に入ってたくさんの表現者の方々と舞台を共にしてきましたが、あの震災を機に何かが変わったという人がたくさんいました。自分自身も目に見えて何かが変わったわけではありませんし、特に意識しているわけではないですが、でもきっと自分の中で何かが起こっているはずだと思います。その何かにはっきりと出会うきっかけにこの戯曲はなるはずです。何しろあの事故を直接描いているのですから。今も友人との会話の中に、震災が、津波が、原発が入り込んできます。その話題の中に、死についての可能性がいつでも何パーセントか含まれているということは、自分でも気づいています。その可能性の中で、明日も何かを創ろうと、きっともがくのです。

本番までもうひと月をきっていますが、イェリネクについて、この戯曲について、ギリギリまで考え続けていきます。震災が自分にとって何だったのかということも含めて。劇場で、そのすべてを皆さんと共有できることを望んでいます。
演出家も音楽も出演者も、最高のメンバー。このシンプルな出会いは最高の効果をもたらすはずです。あとは、自分自身がこの戯曲に対してどこまで深みをもって対峙できるか、です。

必ず、心に響くいいものにします。
ぜひ、劇場に足をお運び下さい。



ITI世界の秀作短編研究シリーズ 
ドラマリーディング ドイツ編(日独交流150 周年記念事業)
主催=社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)

[光のない。]
作=エルフリーデ・イェリネク 訳=林立騎(2011 年初演) © Rowohlt Verlag 
翻訳協力=フェスティバル/トーキョー
演出=長谷川寧(冨士山アネット) 
音楽=辻凡人(bonobos/Shleeps)
出演=岡田あがさ 菊沢将憲 福島彩子

今、「光」とはなにか。耳を澄まして「音」を聞く、死者たちの声を聞くとはどういうことか。
2011年3月11日の地震、津波、そして原発事故を受けて書かれたノーベル賞 作家イェリネクの最新作。

12/17 19:00  12/18 13:00  
※終演後、20分程度のポストパフォーマンストーク有

チケット=日時指定・全席自由 一般 1,500 円 
学生・ドイツ文化センター語学部受講生・ITI 会員 1,000 円
ご予約→E-Mail:ititicket@gmail.com
Tel: 03-3478-2189(平日 11 時~ 18 時)※当日連絡専用携帯電話:080-3012-6204

チケット予約 kikuzawa1974@yahoo.co.jp で受け付けてます。
お名前・連絡先・枚数・日時をお伝え下さい。

会場=イワト劇場(〒162-0832 東京都新宿区岩戸町 7)
東西線・神楽坂駅・神楽坂口・徒歩 5 分
大江戸線・牛込神楽坂駅・A2、A3 出口・徒歩 2 分
中央総武線、有楽町線、南北線・飯田橋駅・西口・徒歩 7 分

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