2013年1月24日木曜日
トム・ウェイツとビートニクス
神田の「LE TABOU」にて音楽のワークショップに参加してきました。
テーマは『道化師たちの晩餐;トム・ウェイツとビートニクス』。
アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックをはじめとするビートニクスの作家たち、そしてジム・ジャームッシュの映画からトム・ウェイツの音楽を読み解こうという試みだったのですが、トム・ウェイツの音楽を紹介するだけで二時間が過ぎてしまいました。
トム・ウェイツと言えばあの独特のしわがれ声で、どの曲を聴いても同じに感じてしまっていたのですが、丁寧に音楽と詩の説明を受けながらひとつひとつの曲を聴いていく内に、その味わい方が分かってくる感じでした。
ビートニクスの作家や詩人たちに興味があったので、そちらの話ももっと聞きたかったです。
ジム・ジャームッシュの中でも一番好きな映画「パーマネント・バケーション」のアロイシュス・パーカーの言葉がテキストで紹介されていて、懐かしく感じました。
「LE TABOU」はレコード屋さんなのですが、毎週こういったワークショップを無料で開催していて、面白いお店です。レコードもなかなかいいものが揃ってます。個人的にはセルジュ・ゲンズブールのレコードの品揃えが豊富で気に入っています。
物語というのは点と点を結んで最後に何かが現れる絵のようなものだ
僕の物語もそうだ
僕という人間がひとつの点から別の点へと移る
だが何も大して変わるわけじゃない
僕は一カ所に落ち着けない
永久にだ
説明できることはもう何もない
それを説明したかった
そういう人間だ
仕事も家も税金も無関係
車はあっても悪くはない
去ると、居たときよりそこが懐かしく思える
言うなれば僕は旅人だ
僕の旅は終わりのない休暇だ
アロイシュス・パーカーの言葉 映画「パーマネント・バケーション」より
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