2/21-23に出演する舞台『全自動煩脳ずいずい図』振付・演出の康本雅子さんのインタビューです。
『本来アップデートしていくのがコンテンポラリーなのに、 “へんなダンス”とジャンルになった時点でコンテンポラリーダンスは終わっていることになってしまう』
ジャンル化の問題はすべての芸術にあると思います。
自分が捉えきれないものに出会ったとき、それを楽しめる人と、それを恐れる人とに分かれます。恐れる人が大多数である場合、販売するためには安心していただくことが重要で、そこにジャンルが必要となり、ジャンル化され整理されたら『ああ、◯◯ね』と初めて愛玩の対象になることが出来ます。
自分はジャンル化されないものが好きです。
自分自身も絶対にジャンル化されたくない。
ジャンル化されたらそこから脱して、またジャンル化されないものを求めてつくる。それが究極のインディペンデント精神だと思います。自分が大好きだった自主映画の世界にもジャンル化の波が押し寄せていて、それでも自分の映画を撮るとはどういうことなのか、日々考え続けているところです。
京都でこの舞台に出会い、いろいろ考え、すべてを没入してついにそれが立ち上がってきました。ぜひこのインタビューを読んで、このダンスを観に来て下さい。ものすごく愛おしくなる混沌。それは誰の人生にも共通するものです。自分の大切な人には絶対に観て欲しい。
spice.eplus.jp/articles/265271
2020年2月16日日曜日
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