2012年5月13日日曜日
あめとつちのあいだ
高輪台にある古書店「啓祐堂」内にある啓祐堂ギャラリーにふらっと立ち寄る。
写真家、田淵裕一さんの「フィルムによる写真」の写真展「あめとつちのあいだ」。
ギャラリーの床に座って、ガラスの函に入った250点のモノクローム、250点のカラーをゴム手袋を嵌めた手で、一枚一枚めくって眺めていく。
時間も空間もバラバラだ。でもそれらはめくった順番につながって、ひとつの景色となる。
騒々しさと静けさ、強烈な色気と枯気。ゴム手袋ごしの印画紙の感触が心地よい。
「デジタルになって写真を撮ろうという気がなくなってきた」と田淵さんは言う。
同感です。
写真は、やっぱりフィルムでキメたい。
焼き付けたい。
何でもそうだけど、大切なのは手触りだと思うから。
写真を愛し続けてきた職人さんの心意気に触れた。
あめとつちのあいだ 田淵裕一写真展
2012年5月12日[土]〜20日[日] 14:00〜19:00
[16日・水曜日休廊・最終日は18:30]
啓祐堂ギャラリー 東京都港区高輪3−9−8 高輪インターコート1F
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