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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2015年3月31日火曜日

これからの、日本と日本人。





万博記念公園内にある「EXPO'70パビリオン」。
大阪万博から生まれたいろんなものが展示されています。

内容が濃くて面白く、見て回るのに時間がかかりました。
特に面白かったのは万博関連のチラシやポスターなどのデザイン。

現代のデザインとの違いや、その違いはどこから生まれてきているのかなど、考えさせられることは多いです。

人間力と時代のパワー。
これからの、日本と日本人。

ドーン!

万博記念公園へ。
念願の太陽の塔。

当時の元気な日本人の魂と、岡本太郎さんの魂がぶつかって、最高の記念碑が残された。

真ん中の顔の表情が良い。
口を尖らせて怒っている。

愛すべき姿なのだけれど、現代に蔓延している「愛されたい病」とは全く無縁。
堂々とただ真っ直ぐドーンと立っている。

青い空と緑と太陽の塔があれば、他には何もいらない。

太陽の塔のように立つ。
まっすぐに。

2015年3月30日月曜日

勝ったの負けたの

ノダマップ「エッグ」休演日。
みんなで難波宮跡公園にて花見。数は少ないけれども立派な桜。

よせばいいのにバドミントン、バレーボール、野球をかなり本気でやって、久しぶりにスポーツで勝ったの負けたのと大騒ぎ。

明日はより日焼けしたエッガーたちが舞台上にあらわれる。

どんどんつくる

終演後、中崎町へ。
古着とカフェと雑貨屋さんが民家に紛れて所々に点在しています。

小さな路地をうろうろしながら、見つけたお店にぶらりと入ってみるのは探検みたいで面白いです。
博多で言えば15年前くらいの大名の街の雰囲気がもっと細かくなってひろがった感じ。
お目当てのものは見つかりませんでしたが、風情のある町並みを十分に楽しませていただきました。

通りかかった能楽堂の壁に素敵なレリーフが。

ホテルに帰って楽しみにしていたNHK日曜美術館の「アトリエ訪問 岡本太郎」を見ました。
1981年に放送されたものです。
同じ番組の中で、陶芸を焼く池田満寿夫さんの姿を撮影したVTRも見ることが出来て大満足。

何かをつくるということはすごいことだと、つくづく感じます。
さあ、どんどんつくるぞ!

2015年3月28日土曜日

戦争

今日は2月21日以来のマチソワ2回公演。
本当に久しぶりでした。

芝居は連日、お客様のお陰でどんどん熱を帯びていってます。
大阪に入ってから、戦争への感じ方がとても深くなってきました。

何も知らずに戦争という大きな流れにのみ込まれて消えていったたくさんの命。
それぞれに家族があり、その時代の中で戦わなければならなかった…。
その中の1人を、演じる。

何があろうとも、戦争には絶対反対です。

フライングタイガーコペンハーゲン

劇場入りまで時間があったので、アメリカ村へ。
古着で春物ジャケットを探すがいいものは見つからず。

アジア1号店となる「Flying Tiger Copenhargen アメリカ村ストア」へ。
楽しい。

1周目でひと通り見て回り、2周目に買い物。
いつもイラストで描いているキャラクターに履かせていた柄と同じ靴下を見つけた。

「何でこんな靴下がないんだろう」と思っていたので、実物を手に入れることができて幸せ。

明日は久々のマチソワ。
万全の状態で迎えよう。

2015年3月26日木曜日

ノダマップ「エッグ」大阪公演初日!






















今日はノダマップ「エッグ」大阪公演初日。
気持ちのよい春の日、劇場入りまで時間があるので散歩。
やっぱり西は落ち着く。

花月書房という古本屋さんを見つけて中に入る。
小さいけれど密度の高い品揃え。

中村勘九郎『勘九郎日記「か」の字』
原田芳雄「B級パラダイス」
坂東三津五郎「虚仮の戯言」(署名入り)
「アールヌーボー そのグラフィックイメージ」

の4冊を購入。
帰りの荷物のことはとりあえず忘れて。
いい本との出会いは一期一会。

古本屋さんの向こうに見えるいい感じの階段をのぼるとそこにはいい感じの公園が。

咲きはじめの桜がたくさん。
さっき見つけた花屋さんで花でも買って劇場に入ろう。

2015年3月24日火曜日

モンパルナス

よゆうが少しできたので、パリの情景も少し。
モンパルナス墓地にあるフランスの国民的スター、セルジュ・ゲンズブールのお墓。
一般の方のお墓もそれぞれが芸術的で、日本の墓地のように暗くない広々としたいい場所です。
ゆっくりしながら、お参りさせていただきました。
墓地の若い守衛さん、親切でいい男。
墓地の近くには映画「勝手にしやがれ」のロケ地でもあり、レオナール・フジタをはじめとする芸術家たちが多く住んだカンパーニュプルミエール通りも。
カタコンブはものすごい行列であきらめましたが。
落ち着いた感じの、いい街です。

「フィガロの結婚」ワークショップ終了!

野田さんの演出するオペラ『フィガロの結婚』のワークショップを終える。
今回はオペラのみなさんとも一緒で様々なことにカルチャーショックを覚え、いい刺激となりました。
ワークショップでは常に「何ができる?」「じゃあ、その次は?」の大波小波の繰り返しなので、終わったあとはしぼり過ぎてすかすかの雑巾のようにくたくた。
三日目辺り、ワークショップの雰囲気にもそれぞれ慣れてきて、オペラのみなさんと大笑いしながら作ったシーンは最高。野田さんに手を加えてもらって見所あるかわいらしいシーンになりました。
昨日はワークショップの最終日、それまでの日々の結晶のような美しいシーンがいきなりあらわれ、オペラの持つ魅力と「フィガロの結婚」が長く愛されてきた理由に触れることができた気がしました。
明日から大阪、再びNODA・MAP「エッグ」の世界に戻ります。
パリでつかんだ感覚をしっかり持って。芝居はさらに広がります。
どうぞお楽しみに。

2015年3月19日木曜日

何で?

ひびのこづえさんのワークショップ「ちいさな生きもの研究所」二回目の参加。

初めてはミニバッグだったので、今回は初のブローチ作り。
蛾のつもりが蝿のような姿に。

簡単に作れないようにデザイン画をがんばり過ぎてしまうと、最終的に時間との戦いになってしまって仕上げが甘くなってしまうことに二回目にしてようやく気付く。

バランスが大事。
次はもう少し縫う作業と仕上げを楽しみたい。
子どもたちが作る「何で?」な作品が心に迫る。

2015年3月13日金曜日

TRASHMASTERS VOL.22 「砂の骨」シアタートラムにて

TRASHMASTERS VOL.22 「砂の骨」シアタートラムにて観劇。
日本の格差問題、政治、仕事、芸術、ありとあらゆる現実問題が描かれていました。
お金のあるなしのみが成功と幸福の尺度となっていることがすべての問題。

パリでは毎日、たくさんの人が鼻歌や歌を歌っている。中心地で出会う豊かそうな人も、蚤の市で出会うどう見ても豊かでない人も。確かに物価は高い。けれど朝の市では野菜が安く、例えばトマトが1キロ1ユーロ(138円)で買えるし、蚤の市ではしっかしした靴やコートやセーターが高くとも10ユーロ(1380円)以下で買える。0.5ユーロ(70円)のセーターでさえ、日本では4000円くらいしそうな代物だ。美術館も高いもので12ユーロ、街を歩けば1900年代以前のアールヌーボー全盛期の建物からアールデコ、モダンにいたる建築の歴史を体感できるし、お金がある人もない人も最高の文化を享受できる状況にある。格差社会だなんだと騒ぐけれど、何を持って貧しいと感じているのか、もう一度考えてみる必要がある。

ブランド品を持って料亭でご飯を食べ豪邸に住みジェット機で週に一度は海外旅行に行く。
これが最高の幸せだとしたら、何かバカみたいだなって思う。
描かれたイメージのうわべをなぞる生き方って、自分の人生を侮辱する行為でしかない。

自分の足でしっかり立って、自分の手でしっかり稼いで、家族や大切な友人たちと心のある付き合いをして、自分で選んだ安くて良質な食材で食事をして、身の回りにあるものにしっかり愛情を注いで暮らしていけたなら、「年収がいくらか?」なんて何の関係がある??

パリの人たちは護ってきた、戦ってきたんだ。文化と美意識のために。でもそれっておおげさなことじゃなくて、年収のことで騒ぐ暇あったら壁に一枚、素敵な絵をかけてみようよとか、いつも素通りしているあの家の、いつもこっち見てる犬の頭を愛情持って撫でてみようよとか、そういうことなんだと思う。お金があってもなくても暗い顔。お金がないからって暗い顔してる人は、お金があってもきっと暗い顔をする。すべてそう。今の自分は今の自分でしかないのに。明日の朝死んじゃう運命だったら、今日の夕日は人生で最後に見る夕日。年収なんて何の関係があるの??

もちろんお芝居だから、キャラクターはある程度デフォルメされていると思うし、お話もそうだとは思うけれど、もしこれが現実なら、そこに生きていなくてよかったなと思うとともに、さらに今の生き方をおし進めていかなくてはと心に強く誓った三時間。有意義な時間でした。

2015年3月10日火曜日

パリの空

パリの朝、空にはいつも飛行機雲。

いろんな人が最低限のルールの中で最大限に自由にしてる。
だから一人でいることをこんなにも、こんなにも、楽しめる。

まず自分が自分であること。
ただそれだけ。舞台も人生も。