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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2016年9月26日月曜日

最高に優しいのに深く心に突き刺さる

毎日、急な坂スタジオへ。
真夏じゃないからあの坂もまだがんばれる。
ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」、昨日稽古二日目で何とか通して、今日も通して確認作業。せっかくの再演なので、やることだけに必死だった初演を越えて、しっかりと味わいながら、もっとライブ感を楽しみながら演じていこう。
監督と役者、まったく使うとこが違うのでギャップがすごいけれど、単純に身体を動かして汗かいて走り回れる役者は、疲れ方が心地いい気がする。秋から冬ははうまく決まれば映画いくつかと、ダンス作品がひとつ。役者で人の映画の画面に映るってことをもう一回しっかり確かめていきたい。そして自分の映画も続きを撮りたい。まったく新しいのもひとつ。
PFFに出品したことでいろいろ経験したけれど、そのことで自分の映画を変えることは、たぶんない。変わることはあるかも知れないけれど。賞を獲ったり獲れなかったりいろいろあるけど、散々地べた転がり回りながらここまでやってきたから、いいことも悪いことも、まったく同じ距離感で、まったく同じ感情で受け容れられる。
賞を獲ったことで次を撮れなくなった監督も知っている。
(もちろんその逆も星の数ほどいるだろう)
何がいいことで何が悪いことだか、はっきりと決めつけることは出来ない。
人生が終わるまで、とにかく自分のやるべきことを眈々と続けるだけだ。誰が勝とうが負けようが。勝った人が本当に勝っているのか、負けた人が本当に負けなのか、それは誰にも分からない。ただ、眈々とやっていると、勝手に周りが自分から転がり落ちていく、というのも知っている。だから人を蹴落とす必要もない。ただ眈々と一人になるまでやっていれば、自然に一番になれる。それだけだ。だからずっとつくる。つくり続ける。眈々と。眈々と。
つくれなくなること、つくりたい気持ちがなくなってしまうこと、それが自分にとっての死なのかも知れない。

今、一番欲しいもの。
最高に優しいのに深く心に突き刺さるもの。



2016年9月25日日曜日

『ノイズの海 The Sea of Noises』

I appear in December.
12月にイギリスをベースに活動されている振付家、南村千里さんの舞台『ノイズの海 The Sea of Noises』出演します。詳細はこれからですが、必ず面白い舞台にします。リンクは乗越たかおさんによる南村さんへのインタビューです。どうぞお楽しみに!
http://www.owlspot.jp/topics/39.html

PFFアワード審査員総評

PFFアワード2016審査員総評にて、荻上直子監督、野田洋次郎さんから「おーい、大石」についてコメントをいただいてます。http://natalie.mu/eiga/news/202952

こんないろんな想いと経験をさせてもらえたのは、やはりそこにぴあフィルムフェスティバルがあったから。お世話になった関係者の皆様に感謝です。映画は見るのもつくるのも、本当に本当に面白い!

映画じゃなくて芸術。

「おーい、大石」無事にぴあフィルムフェスティバル東京での全行事を終了いたしました。
入賞は逃しましたが、最終審査員の荻上直子監督からの「これは映画じゃなくて芸術。あなたは芸術家だから、ぴあではなくニューヨークのMoMAに出しなさい」という凄まじいエールをはじめとするたくさんの熱い想いをいただいて、今、自分が目指している映画をとことん突き詰めてやろうという強い決意を抱いた熱い熱い夜でした。一次二次のセレクションをしていただいた審査員のみなさんがまたすごく魅力的で、みんな大好きに。

映画業界の様々な部分を経験させていただき、自分が立っていたい場所をきちんと確認できたありがたい場所。それが自分にとってのPFFでした。出演してくれた大石貴也さん、清原惟さん、見に来てくれたお客さん、応援いただいたみなさま、ありがとうございました。

「おーい、大石」はこれから各地への旅に出ます。お近くに来た際はぜひ足をお運び下さい!さらに「青山シアター」でのオンライン上映が開始しました!全国どこにいても「おーい、大石」を楽しめるチャンスです!
さあ、映画の続きを撮ろう。映画はまだはじまったばかり。

次はミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」中国公演です!
平和活動に飽きたキクザワは、橋の下に暮らす大石に再会。そこらの葉っぱを吸ったり劇をしてみたり、おっさん2人の突飛な行動に、喪失、自由、人生、友情が、ポップに炸裂!
PFF.JP

「おーい、大石」東京上映終了!

「おーい、大石」東京上映終了!
見に来ていただいた方、応援していただいたすべての人に感謝です!
ありがとうございました!
ぴあフィルムフェスティバルさんが写真12件を追加しました。
アワードGプログラム『おーい、大石』菊沢将憲監督、『波と共に』川添ビイラル監督、『また一緒に寝ようね』首藤凜監督と、各作品のキャストが登壇。賑やかなトークになりました!
アワード最後の上映ということで、皆さんに「自主映画の面白さ」をお話いただきました。

2016年9月17日土曜日

全てがクール過ぎ



全てがクール過ぎてやばい。

殺人者に対する愛情の歌

現在出演中のアンジェリカ・リデル "¿Qué Haré Yo Con Esta Espada?"
サントス公演の批評です。いつか日本でも必ず。
ポルトガル語ですが、タイトルからしていい批評だと言うのは察せられます。
芸術家、批評家、観客の濃密で知的ないい関係がさらに素晴らしい芸術を生みます。

[CRÍTICA] CANÇÃO DE AMOR PARA OS ASSASSINOS
[批評]殺人者に対する愛情の歌
Sesc Santos
2時間前
Todo o esplendor e crueldade do espetáculo "¿Qué Haré Yo Con Esta Espada?" #Mirada2016

2016年9月11日日曜日

「おーい、大石」主演の大石貴也、15日のアフタートークに出演決定!

監督した映画「おーい、大石」9月15日13時の回の上映後のトークに監督代理として主演の大石貴也さんが出演してくれることになりました。撮影の全日程を二人でああだこうだ言いながら乗り切ったので、いろいろ面白い話が聞けるはずです。ぴあフィルムフェスティバル、盛り上がっているようで遠くブラジルの地から「早く行きたい!」とうずうずしています。「おーい、大石」上映まであと4日。ああ、とにかく楽しみです。
平和活動に飽きたキクザワは、橋の下に暮らす大石に再会。そこらの葉っぱを吸ったり劇をしてみたり、おっさん2人の突飛な行動に、喪失、自由、人生、友情が、ポップに炸裂!
PFF.JP

2016年9月8日木曜日

楽園への道のりは

アメリカ、ダラス空港。
5時間弱の乗り換え待ちで、やっと乗り込んだ飛行機。
人も少なくゆっくりできるなと思っていた矢先、アナウンスが入り、とりあえず全員飛行機から降ろされる。いろいろあるだろうなと思いつつ、やっぱりいろいろある。
空港も機内も冷房で寒い。
厚手の服を持ってきといてよかった。
楽園への道のりはまだまだ遠いようだ。

2016年9月7日水曜日

映画祭で会いましょう!

いろいろ準備して、あとは行くだけ。
PFFの映画祭のことだけが心に残る。
子供に一人で発表会に行かせるような。
自主映画のいいところは、作り手がすぐそこにいること。
聞きたいことがあれば、聞けること。
感動を伝えることができること。
15日の上映には、出演者の大石貴也さんと清原惟さんが行ってくれます。
だからもし、聞きたいことや伝えたいことがあったら、ぜひ二人と話してみて欲しいです。
それでも足りなければぜひ22日の上映も観に来て下さい。
そこには自分もいます。大石さんも惟ちゃんもいます。
映画をつくった三人でお客さんと一緒に映画を観れる幸せ。
写真も一緒に撮りますし、パンフにサインもしますし、質問には何でも答えます。
みなさんにお会いできるのを心から楽しみにしています!

菊沢将憲

「おーい、大石」上映【 東 京 】
2016年9月15日(木) 13:00~ / 22日(木・祝) 14:30~
※同時上映『波と共に』『また一緒に寝ようね』
 ※9月22日の回は、上映後、監督、出演者など来場予定。
平和活動に飽きたキクザワは、橋の下に暮らす大石に再会。そこらの葉っぱを吸ったり劇をしてみたり、おっさん2人の突飛な行動に、喪失、自由、人生、友情が、ポップに炸裂!
PFF.JP

festival! festival!

アンジェリカ・リデル¿QUE HARÉ YO CON ESTA ESPADA?の再演でブラジルのサントス、サンパウロに行って参ります!その間、日本ではPFFに入選した監督作「おーい、大石」が上映されます。9月15日13時の回は出演者の大石貴也さんと清原惟さんが来場していますので、いろいろお話ししてもらえると嬉しいです。

9月22日14時半の回は行きます!行けます!ものすごく嬉しい!観に来てくれたみなさんと、大いに話し、写真を撮り、サイン会もあるみたいなんでもうなんでもサービスします!ブラジルでもフェスティバル、お祭り続きですが、日本の映画のお祭りも、盛り上がりますよ!
http://mirada.sescsp.org.br/…/que-hare-yo-com-esta-espada-a…

2016年9月2日金曜日

PFFアワード2016 審査講評!

正直なところ、選ばれた人よりも、送られてきた作品を1分1秒もらさずに見るというルールの中、送られてきた有象無象の映画を見まくった審査員の方々の方がよっぽど猛者だと思います。最低でも3人の人に、自分のつくった映画を全部見てもらえるというのはぴあの大きな魅力であり、今後また映画を送るとしても、その3人の方には絶対楽しんでもらうという気持ちだけは忘れたくないと思います。そのみなさんの目の先に、これから出会う観客のみなさんの目が繋がっていくのだと思うと、本当に感謝です。何をどうすればいいか分からないまま、とにかく手探りの状態の中、上映の日が刻々と近づいて来ていますが、自主映画を心から愛する人にも、そうでない人にも、映画を、映画祭を、楽しんでもらえますように。選ばれなかった映画の中にも、自分の映画より素晴らしいのはたくさんあることが講評を読んでいると分かります。それでも何故選ばれたのかはこれから分かるのかも知れないし、ひょっとすると分からないかも知れない。お客さんとの出会いの中に、きっとヒントがいっぱいあるはずです。とにかくもう少し、いや、もっともっと多くの人に知って欲しいです。たくさんの面白い映画がここに集まっていて、ここから何かが始まろうとしていることを。
ぜひ、審査員の方々の講評をお読み下さい。
ぴあフィルムフェスティバル、開催まであと8日!


【ニュース更新】 15名の熱い想い!アワード入選までの審査講評をアップ

2016年9月1日木曜日

愛より速く。


今日は映画の日、だからこそ芝居を。
井の頭公園で今日から東京公演初日の劇団どくんご「愛より速く」。
ジブリ美術館裏でのテント芝居。
軽くておしゃれなものよりも、
小難しくてあやふやなものよりも、
こういう芝居がしっくりくる。ほっとする。
飛び散る汗と叫び声の力技。
生きてる人の生命力を舞台では観たい。
自由に飛び跳ねるイメージが観たい。
うまい芝居やよく出来た脚本、
気の利いた演出なんていらない。
そういうのはテレビで見れる。
そんなことより「何故それをやるにいたったか」
を考えさせてくれるものが、何よりも好き。
とてつもないものがいい。
観るのも、つくるのも。
何よりも速い、愛より速く。
速く速く、愛より速く。
愛より遅い人生なんて、悲しいだけだ。

劇団どくんご「愛より速く」
9月11日まで。


「おーい、大石」オンライン上映!

「おーい、大石」オンライン上映がはじまります。
フィルムセンターでの上映もあと二週間後に迫りました。
どうぞよろしくお願いします!
オンライン上映【配信期間】9/24~10/23
オトクな3本パックをぴあで発売中!
どうぞお楽しみに!!
ギャガ株式会社が運営するPC・スマートフォンで映画が楽しめるオンラインシアター。映画本編の他、オンライン試写会やプレミア映像などを配信!
AOYAMA-THEATER.JP|作成: 映画配給会社ギャガが運営する動画配信サイト【青山シアター】

出演映画『ひとつのバガテル』インターネット配信中!

出演した映画『ひとつのバガテル』がインターネット配信中です。
リアルで奇妙なストーリー展開。夢見てるような映画です。ぜひご覧下さい。

ついにインターネット配信はじまりました。
見逃した方やまた観たい方、ぜひよろしくお願いします。
おそらく期間限定だと思うので、お早めにどうぞ。
画像表示がバガデルになっている…笑
音楽の効能と真摯に向き合う
AOYAMA-THEATER.JP|

メッケネムとドイツ初期銅版画

国立西洋美術館に『メッケネムとドイツ初期銅版画』展を観に行きました。
作品がすべて小さくモノクロの版画なので見るのが大変でしたが、とても面白い内容でした。
他の銅版画家のコピーから始まっている作家なのですが、初期から後期にいくにつれオリジナルの作家を凌ぐ技術と内容を身につけていく様子が手に取るように楽しめました。オリジナルの作家よりもいいのです。映画でも他の映画監督の作品をまるまるコピーして撮ってみるのも面白いかも知れないと思いました。巨匠の作品とどこまで同じアングルで同じショットを重ねていけるのだろうか。そしてそれを超えることが出来るのか。
常設展も内容が濃くてとても有意義な時間を過ごせました。
何度も足を運びたい美術館です。

素晴らしい蜂は美しい花から蜜を集める。
つまらない虫けらは、強い毒を吸い出す。
イスラエル・フォン・メッケナム