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2012年10月5日金曜日

なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか

観察映画第3弾・第4弾「演劇1」「演劇2」の上映が間もなく始まる想田和弘監督の著書「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」を読みました。

とても面白く、あっという間に読み終えました。

自分でも父を題材にしたドキュメンタリー映画を撮って、映画祭で賞をいただいた経験があったので、その「撮ろうと決意した時」「実際に撮った時」「完成品を眼にした時」「他の人に見せた時」「受賞した時」に感じた気持ちを、ひとつひとつ説明してもらったような気になりました。ドキュメンタリー映画の何が面白いのかも含めて。

ドキュメンタリー映画はダンスに似ているな、と感じました。
あくまで自分が経験してきた、自分が面白いと思った「ダンス」にですが。

流れていくものを恐れずに経験して、それを観客と一緒に経験できるように再構築(編集)していくこと。ありのままよりもさらに「ありのまま」な姿に練り上げていくこと。

ドキュメンタリー映画を考えることで、自分が劇映画の中で俳優としてどのように存在したいのか、ということも掘り下げて考えることができるような気がします。

ああ、映画が撮りたい。

想田和弘監督「演劇1」「演劇2」、渋谷のシアターイメージフォーラムにて10月20日から上映が始まります。前売のセット特別鑑賞券、手に入れました。

とても楽しみです。


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