神田で開催されている「TRANS ART TOKYO 2013」の中のイベントのひとつ、石川寛監督×黒沢清監督のトークイベントを見に行きました。
写真のような取り壊し中の廃墟、その地下のガランとした空洞が会場です。
所々水が滴り、ひんやりとした廃墟独特のあの空気。
タイトルは『いま、ここにある「東京」〜東京はいかに描かれるか』。
黒沢監督のファンである石川監督が黒沢監督を招いて、『tokyo.sora』と『トウキョウソナタ』、東京をテーマにしたお互いの映画を軸に濃いトークを展開。
作品について互いに質問し合うときに必ず一番に聞くのが、脚本や演技ではなく場所、「あのシーンのあの場所はどこなのか」に互いに一番関心を持っているところが面白いと感じました。
もちろん俳優の演技について、脚本について、映画についてもたっぷりと語っていただき、質問にも本当にていねいに答えていただいて、特に黒沢映画、中でもトウキョウソナタはかなり好きな作品だったので、いろんな裏話も聞けて面白かったです。
日本を代表する映画監督のトークを20人くらいの少人数で、間近で聞けたのは大きな財産。
なんでこんなに人がいないんだろうと心底驚きましたが…。
この内容で400円ですよ。
これからお二人の話に出てきた映画も見ていこうと思います。最近は映画が面白くて、来年はもう少し映画の仕事も増やそうと考えていたので、とても大きな刺激になりました。
出演はもちろん、ホンを書くこと、撮ることにも力を入れていい映画をつくること。
映画に関わるときの密度をもっともっと濃いものにして強度のある映画をつくること。
これから楽しみです。
石川監督、黒沢監督、ありがとうございました。
2013年10月28日月曜日
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