京都へ。
昭和を代表する庭園家、重森三玲さんの手掛けた庭園に足を運びました。
本日は東福寺の霊雲院、光明院の波心庭、重森三玲邸庭園の三庭。
特に霊雲院とは波長が合ったようで、入った瞬間、その開放的な空気にすっとはまりました。
リュックをおろして時計も外して、足を投げ出して、座って、寝転んで、ただそこにいるだけで、心がすうっと楽になっていきます。
福岡にも光明禅寺庭園という大好きな庭園があったのですが、そこを手掛けたのも重森三玲さんだと知って、なるほどなと思いました。
そこでもよく寝転んでいたのを思い出します。
重森さんの庭には「とにかくゆっくりしていけ」という男気溢れる精神がみなぎっています。
石や樹の配置、砂の流れなど、技術的に計算されたものはもちろんあるのでしょうが、そういったものをこえて迫ってくるものがあります。
もちろんその庭ごとに雰囲気や語りかけてくるものは違いますが、底に流れているものは同じです。
たしかに庭は人の心に大きな影響を与えてきます。
石の持っている力も大きいと思いますが、何がこんなに影響を与えてくるのでしょうか。
不思議です。
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