本日朝の4時、『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』参加監督であるバストリオの今野裕一郎さんの今野組がクランクインしました。5月21日の上映に向けての映画です。クランクインして10日も経たずして公開なんて、なんてドキドキしてワクワクして素敵な映画なんだろうと思います。
今回、出演させていただいてます。
なかなか面白い役どころです。
今野さんとは空気公団さんのライブ『夜はそのまなざしの先に流れる』の舞台でご一緒させていただいたことがあるのですが、映画は今回初めてです。タイトなスケジュールであることをまったく感じさせない、落ち着いた的確な演出は、役者としての自分の新たな面を開拓してくれています。バストリオでおなじみの面々も一緒で、とても頼もしく面白く参加させてもらっています。
今回の上映会では監督作品と出演作品、それもどちらも最新作を観ていただけることになりました。ちょっと前のノートを見返して、たまたま自分がメモしていた言葉に再び出会って、上映会までの残りの9日間をまた新たな気持ちで迎えることが出来そうです。
誰にでも彼にでも観てもらう必要はなく、今回のこの上映会とそこに集まる映画との出会いを必要としている人に観ていただければそれでいいのであって、その出会いのきっかけとして、いろんな人に呼びかけることが出来ればそれでいいのだと。それも思えばチラシの頭に最初から書いてありましたが。
『ああ、面白かった〜!』で終わる映画は一本もないことだけは保障できます。
どの映画もザラっとした独特の手触りを持っています。
苦手な人もいるかも知れません。
だけど、どの映画も自分にとって大切な映画です。
先日参加したワークショップで出会った演出家ジゼル・ヴィエンヌは『拒絶される可能性があるからといって私は大衆的な作品をつくるつもりはありません。私は極限を求めます。しかし、観客にも権利はあるのです。それは席を立っていつでも帰ることが出来るという権利です』と。
これはとても確かな言葉です。
しかし思えば今回、『ラジオ・モンタージュ』の三浦翔監督も上映会が決まってからの撮り下ろし作品であるし、こうした挑戦を監督にしていただけたのも、上映会を開催した主催者冥利に尽きます。自分の主催する上映会をきっかけに新しい映画がこの世に生まれてくるなんてこんな贅沢は本当にないですよ。勇気あふれる監督たちに感謝です。
今回の上映会の体験が来ていただいた方にとって特別な体験になるように、あと少しの間、全力を尽くします。
『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』ウェブサイト
http://sekainikuiwo.strikingly.com
2017年5月12日金曜日
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