6月上演の「帝国の建設者」に向けて、戯曲と延々向き合っています。
ただ読むのとそれを覚えるのとでは当然ながら全然違う作業で、覚えることでそれまで読んでいた時には気付かなかったことに次々と気が付いていきます。
ボリス・ヴィアンは何を考えながらこの戯曲を書いたのだろうか。
音に怯え、上の階に逃れるたびに何かを失っていく家族。
失ったことさえ忘れ、今がベストだと考えながらも、いつもどこかで何かに怯えている。
それはいつ果てるとも知れない。
なのに表面上はいかにも平和なように見せかけて。
ラジオでニュース聞いてる時に感じるものに近い感覚があります。
明日は稽古初日。
稽古の中でまた新たな発見と問いかけが押し寄せてくるでしょう。
本番が終わるまで、とことんそれを味わい尽くします。
早々とチケットを買って下さったみなさん、どうもありがとうございます。
必ず、最高の舞台をお届けします!
2013年5月9日木曜日
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