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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2014年12月29日月曜日

野田秀樹さん演出のオペラ『フィガロの結婚』〜庭師は見た!〜に出演します!

2015年、出演させていただきます!
野田秀樹さん演出のオペラ『フィガロの結婚』〜庭師は見た!〜。
5月より全国10都市での上演です。

ワークショップではいつもカルチャーショックの連続。
オペラと演劇のせめぎあい!
九州は熊本、宮崎へ行きます。どうぞお楽しみに!

ご来場をお待ちしております!
 

2014年12月28日日曜日

ちいさな生きもの研究所

ノダマップの舞台衣装でいつもお世話になっているひびのこづえさんのワークショップ「ちいさな生きもの研究所」に参加して、みんなで生きものミニバッグを作りました。

まず生きものの絵を描いて、その絵を先生にバッグを作っていきます。
2時間半しか時間がないので真剣勝負、ヘトヘトになるまで集中してイメージを形にしていきます。

足りない技術と時間の壁。
へこたれてしまいそうな心にこづえさんの言葉が響きます。

「とにかく手を動かすこと」
「安易に飛躍する前に、自分が描いたデザイン画を正確に形にすることをまず考えること」

迫ってくる制限時間と作品のクオリティとのバランス、追いつめられながらもこの短時間に少しずつ上がってくる技術力を面白く感じながら必死に作業します。

完成したのはセミのバッグです。

時間が足りずあと一歩自分が求めていたクオリティまでは至れませんでしたが、「これが店で売っていたら買います」と熱烈に言って下さる参加者の方もいて、とてもうれしかったです。
自分の手を動かしてものを作ることってやっぱり面白い。
内側がぐんぐん広がってくるのを感じます。

2014年12月25日木曜日

ミクニヤナイハラプロジェクト『桜の園』レビュー

ミクニヤナイハラプロジェクト『桜の園』のレビューがワンダーランドに掲載されました。
画像をクリック↓

2014年12月20日土曜日

音楽!

ひとつ、大きなイベントがうまく進む。
いくつか挑戦していることがあって、そのひとつひとつが日々を面白くしてくれる。
うまくいくときもいかないときも、全部が面白いのだ。
する必要があることをする必要がある時にやれる。
それって本当に豊かさを感じさせてくれる瞬間。
そのために必要なことがパズルのように集まってきて、ひとつの絵を完成させてくれる。
ひゅーって音が聞こえるくらいに何かがこっちに向かって飛んでくる。
その音を聞くのが面白い。
その音を楽しんでいるうちに、音楽になっていく。
お金もひとつの豊かさの尺度だけど、それだけじゃない。
お金だけを豊かさの尺度だと捉えてしまうと、あの音が聞こえなくなってしまう気がする。
職業柄、よくこの状況でここまで生きてこれたなあと思うことは多々あったけれど、面白いことに生きてこれた。
「〜がこれぐらいないと〜できない」よく聞く言葉だけど、実際はそうじゃなかった。
やれば、やれた。
大きく言えば、自分がこれだと言える芝居をずっとやれていればいいのだ。
それをお客さんと笑ったり泣いたり考えたりしながら一緒に過ごす時が生きていて一番最高の瞬間だから。
その道の途中で出会うたくさんの人たちの優しさや笑顔や厳しさに込められた愛情。
これだって大きすぎるほどの財産。
世界を変えようとしても変わらないし、変える必要もない。
自分が変わったとき、そこに新しい世界を見つけるだけだ。
音楽!

2014年12月16日火曜日

出演作「暁の石」只今巡回中!

出演作『暁の石』は12月、京都、名古屋、神戸と巡回中です。
お時間あればぜひお越し下さい。詳しい情報はPFFのサイトにて。

お金も携帯も家族も世間も置いてきて、少女たちは微熱のような夏とたわむれる

『暁の石』

Dawning Stone
[2014年/30分/カラー]

監督・脚本・撮影・編集:清原 惟/監督・録音:飛田みちる

出演:坂藤加菜、橋本日香里、菊沢将憲、吉村英治

母が失踪して3か月の佳子は、干上がって水際に大量の魚の死体が浮かぶ不気味な沼で幼馴染みの光子と再会する。佳子は職にも学校にも付かず、光子は夏休みを迎えたばかりだった。かつてのように、沼地、図書館、「神殿」と呼ぶ廃屋、森などで無為の戯れに興じる2人。一方で母の部屋に籠り、母の実体を感じられなくなった佳子は、光子を伴ってある行為を行う決意をする。
この映画は通常想起されるような母の不在への閉塞に向かわず、少女たちの戯れを通じ、生活の何処にも属さぬ、あてどなき時間そのものを鮮やかに掬い取ってみせるという大胆な映画的挑戦に満ちている。しかしその感触は、戯れに興じる少女たち同様に殊の外軽やかで、フランス辺りの一連のバカンス映画をも彷彿とさせ、良い意味でどこか日本映画らしさを欠いている。


【京都会場】2014年12月14日(日) 12:00~ / 2014年12月19日(金) 12:00~
【名古屋会場】2014年12月20日(土) 13:30~
【神戸会場】2014年12月21日(日) 10:30~

http://pff.jp/36th/lineup/award01.html

康本雅子さん振付 北九州芸術劇場×スターフライヤー「そらダン」


9月にデュオを躍らせていただいた康本雅子さん振付の北九州芸術劇場×スターフライヤー「そらダン」がいよいよ12月24日に北九州空港にてお披露目です。見たい!

地域のアートレパートリー創造事業
北九州芸術劇場×スターフライヤー「そらダン」
2014年12月24日(水)
13:15ごろ 北九州空港にてお披露目!
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北九州芸術劇場は2013年度より、地域のアートレパートリー創造事業として北九州市­内の企業や団体とオリジナル作品の創作を手がけています。2014年度は株式会社スタ­ーフライヤーのオリジナルダンス「そらダン」を創作。
本映像は、2014年12月2-3日に行われた、「そらダン」プロモーション・ビデオ­の撮影時の写真と映像に、これまでのワークショップなどを加えご紹介する「そらダン」­メイキングムービーです。
プロモーション・ビデオは、「地域のアートレパートリー」ウェブサイトにて、近日公開­の予定です。

そらダン
振付:康本雅子
音楽:オオルタイチ
PV監督:橘剛史
ダンサー&PV出演:株式会社スターフライヤーの皆さん他

地域のアートレパートリー創造事業
http://art-repertory.org/

2014年12月15日月曜日

どんな顔?

選挙が終わる。
結果は出たが悪いことばかりでもない気がする。
少なくとも自分の意志は結果に反映されていた。

大人になって社会に出て、知らなくて困ったことが山とある。
税金や保険や年金の手続き、確定申告のうまいやりかた、選挙への行き方などなど…。
知らなくて怖くて敬遠していたことが山ほどある。

きちんと手続きしたり役所の人に教われば、身の丈にあったカタチですべてクリア出来るのに。
渋谷のシェアハウスにいたとき、同居者に国から届いた「財産差し押さえ」みたいな赤い封筒がポストに山積みされてるの見ながら、逃げるとこうなっちゃうんだなあ、といい教訓になった。
最初は青色の封筒なんだけど、内容の深刻度によってどんどん赤い色になっていく。

なぜ親や周りの大人は教えてくれなかったんだろうと不思議に思う。
社会で暮らすための最低限のルールや方法を学校で教えないんだろうと不思議に思う。
そういうことが出来る人やきちんと意志を持って生きる人にあまりいて欲しくないんだろうか。

評論家になる必要はないけれど、野球のルールを知らない人に野球をやれといっても、うまい下手の以前に野球にならない。確定申告に行くと財産を没収され、投票所に行ったら殺される(自分の中の何かが死ぬ)って本気で思ってる人がいるかも知れない。この国に生きる以上、この国のルールから逃げることはこの国のルールを操る人たちを間接的に有利にするだけだ。

そのうち本当に、真っ赤な紙が手元に届くよ。

電車の中で周りの人がどんな顔して座っているのかを観察する癖がついた。
友達になりたい人、あまり関わりたくない人…。
自分はどんな顔して電車に乗っているんだろう。
どんな顔して街を歩いているんだろう。
どんな顔して、

2014年12月10日水曜日

わっしょいハウス「夜光」@SNAC


わっしょいハウス「夜光」@SNAC

椎橋綾那さんの一人芝居。
出てきて第一声、見た目のイメージと違う低音の声がいいなと感じる。
何より脚本がいい。迷わず購入。
演出と相まってこれまで観てきた一人芝居に感じるあの「嫌な感じ」をまったく感じさせない。
脚本、演出、演技、音楽、空間がいいバランスで調和していた。
終演後のアフタートークにチェルフィッチュの岡田さんが出てきて驚く。
イメージと違う何でもありのおっさん具合がいい感じ。
いろいろ気になる言葉がぽろぽろ。チェルフィッチュ、面白そうだなあ。
帰り間際、作・演出の犬飼勝哉さんとお話させてもらう。
面白そうな人だ。
開場からずっと案内の仕事やってたから、SNACのスタッフの人だと思ってた。
1800円、本当に安くていい芝居でした。

1800円と言えば、芝居では安い方だが映画が一本観れる。
舞台役者としては舞台を観たいと思うけれど、外したときのショックを思うといつも勇気がいる。
3500円なら映画二本、安いとこなら三本分に匹敵する。
舞台をやってる自分でさえ勇気がいるのだから、一般の人の勇気ははかり知れない。
学生演劇でも、小劇場でも、大劇場でも、芝居は芝居。
安かろうが高かろうが芝居は芝居。
再演作品でもない限り、チラシをつくった時点では、大抵の芝居は何もカタチが見えていない。
やる側も賭け、観る側も賭け。
作品もあらすじも内容も写真も予告編も何もかも完成している映画とは大きな違いだ。
舞台には舞台のよさがある、というがそれは映画も一緒だ。
「舞台は生だから」というならその生で観るだけの価値がその舞台役者にあるのか、と問いたい。
舞台をつくるすべての人間が、舞台全体の運命を握っている。
外食のように「ここはまずかったけど、あっちの店は美味しいはず」などとお客さんは考えてくれない。
面白くない芝居を一本観たその瞬間が、そのお客さんの中の「芝居」が死ぬとき。
「面白い」は人それぞれと言うけれど、そんなものは真剣に舞台を観ていればすぐに分かるはず。
一本の面白くない舞台が、大勢の役者を失業させる一因を担っている。

「芝居は面白くなくちゃいけない」野田(秀樹)さんがいつも言う言葉。
限りなく当たり前の言葉のように聞こえるけれど、重みが違う。
芝居と共に生きていきたいのなら、面白い芝居をつくることに人生を捧げるしか道はない。

面白い芝居に、心から感謝。

ワワフラミンゴ「ホーン」

ワワフラミンゴ「ホーン」@アトリエヘリコプター

昨年観た芸劇eyes番外編の中で一番好きだった劇団。
山手線が遅れ、開演に間に合いそうになく、あきらめかけたが駅から猛ダッシュ、ギリギリ。
演出も間も演技も、良くも悪くもあの時と何も変わっておらず、ホッとする感じ。
なごやさんに久しぶりに会い「桜の園」の感想を聞けてうれしい。
KUNIO11「ハムレット」で一緒だった重岡君ともお久しぶり。 
劇場を出たあと、景色が変わる。空が広く感じた。

2014年12月8日月曜日

ぼーっとして生きている。


駅から見る東の空。
何でもなく慣れきってしまっていた日常が揺らぐとき、改めて自分がたくさんの人の善意と優しさ、信頼に支えられていたことに気付く。ぼーっとして生きている。右へ行くのか左へ行くのか、今何が必要なのか、とても簡単なひとつふたつのことでさえ決めてないまま、ただ前の人が並んでいる何の行列だかも分からない行列に並んでいる。そこは自分の目指している入口ではないのに。よく見れば隣に誰も並んでいない入口があるのに。声の大きな、優しそうで、何か信頼できそうな人が「こっちです」と言えばそっちへ行く。行った先でまた迷う。ある人たちににとってはこんな都合のいい人々はないだろう。もっと自分で考えなければ。動物園で行くあてもなくうろうろと同じ場所を一日中うろつき回っている動物を、笑うことは誰にもできない。あんな檻なんていつでも壊せるし、飛び越えて逃げ出すこともできるのに。

それは誰でもない、自分のことだ。
 

2014年12月3日水曜日

読売新聞夕刊『ジャンル超え共同制作』

ちょっと前の話ですが、「桜の園」記事が掲載されました。
どうぞご覧ください。

11/12(水) 読売新聞夕刊、『ジャンル超え共同制作』 舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー」についての記事が掲載。「桜の園」劇作家・振付家の矢内原美邦さんのコメントも。
 
 

2014年12月1日月曜日

川端康成三部作上海ツアー集合写真!

川端康成三部作上海ツアーメンバー集合写真です。
ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」に前日まで出演していたため、二泊三日で着いたその日が初日という弾丸ツアーとなりましたが、無事に舞台を終えることができました。
劇場のみなさんは非常に協力的で、日本側のスタッフ全員が感謝感激でした。
場当たり早々いきなりぶっ壊れたロッカーを大急ぎで修理してくれたり、笑うしかないトラブルも多々ありましたが、「なんとかなるだろう」という大陸的ノリで一気に乗り越えた上海公演。
演技の面でも二日間試行錯誤しながら、お客さんがぐうっと集中してくる感覚もばっちり感じて、究極のところ、しっかり演技すればどんな状況でも「観て」もらえるのだと確信。
「片腕」という作品の強度と面白味を改めて痛感しました。
また世界のどこかで出会えますように。

謝謝!