選挙が終わる。
結果は出たが悪いことばかりでもない気がする。
少なくとも自分の意志は結果に反映されていた。
大人になって社会に出て、知らなくて困ったことが山とある。
税金や保険や年金の手続き、確定申告のうまいやりかた、選挙への行き方などなど…。
知らなくて怖くて敬遠していたことが山ほどある。
きちんと手続きしたり役所の人に教われば、身の丈にあったカタチですべてクリア出来るのに。
渋谷のシェアハウスにいたとき、同居者に国から届いた「財産差し押さえ」みたいな赤い封筒がポストに山積みされてるの見ながら、逃げるとこうなっちゃうんだなあ、といい教訓になった。
最初は青色の封筒なんだけど、内容の深刻度によってどんどん赤い色になっていく。
なぜ親や周りの大人は教えてくれなかったんだろうと不思議に思う。
社会で暮らすための最低限のルールや方法を学校で教えないんだろうと不思議に思う。
そういうことが出来る人やきちんと意志を持って生きる人にあまりいて欲しくないんだろうか。
評論家になる必要はないけれど、野球のルールを知らない人に野球をやれといっても、うまい下手の以前に野球にならない。確定申告に行くと財産を没収され、投票所に行ったら殺される(自分の中の何かが死ぬ)って本気で思ってる人がいるかも知れない。この国に生きる以上、この国のルールから逃げることはこの国のルールを操る人たちを間接的に有利にするだけだ。
そのうち本当に、真っ赤な紙が手元に届くよ。
電車の中で周りの人がどんな顔して座っているのかを観察する癖がついた。
友達になりたい人、あまり関わりたくない人…。
自分はどんな顔して電車に乗っているんだろう。
どんな顔して街を歩いているんだろう。
どんな顔して、
0 件のコメント:
コメントを投稿