Translate


出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2015年11月28日土曜日

光の水たまり、幾千の光の乱反射

昨日まで2日間に渡って受講したポーランドのTeatr ZARによる俳優向けワークショップ「俳優の身体」。大学の講義を聴いているかのようでした。
ひとつどうしても理解出来ない言葉というか概念があって終始そこに引っかかっていた感じ。
2日間では当然のことながら足りませんでした。

1000の言葉があったとして、ただそれを説明するのは意味がない。
光の水たまり、幾千の光の乱反射。
言葉のないところにいかに詩(ドラマ)を持ち込むか。

足りなかったからこそ、そこに考える隙間がいっぱいです。
もうすぐ撮影をはじめる次の大切な映画に、しっかり込めていきます。

2015年11月26日木曜日

グロトフスキのワークショップ

今日は東京芸術劇場のカフェにてアンジェリカとシンド、そしてワークショップメンバーと再会を祝うティータイム!
精神的にも体力的にも過酷な1週間を共にした仲間たちと久しぶりに良い時を過ごしました。

そして午後はそのまま芸術劇場の地下にあるリハーサルルームへ。
ポーランドのTeatr ZARによる俳優向けワークショップ「俳優の身体」に参加しました。
Teatr ZARとはポーランドのヴロツワフという町を拠点に活動する劇団で、代表兼演出家のヤロスラフ・フレト氏はグロトフスキ・インスティトゥートの代表も務めています。

グロトフスキと言えば本でしか読んだことのない演劇の伝説。
そのワークショップはとても明解かつとても考えさせられるものでした。

内容自体はどこかでやったことがあるようなシンプルなものですが日本でよくやっているものとは意味合いが少し違っていて、その違いが面白いと思いました。
きっとこうしたワークショップのワークには源流みたいなものがあって、そこから少しずつ分岐し変化しながら遠い国々まで流れ着いていっているのだろうな。

そしてまたヤロスラフさんが喋る喋る。
それはまさに「1分間で100万語」。
ヤロスラフさんの言葉を文字にするだけで分厚い本が一冊出来そうな勢いです。
通訳の方も大変だし、自分にとってもとても良い英会話のレッスンになっています。

大きなワークはふたつくらいしかしてないのに3時間があっという間に過ぎていきました。

たくさんの刺激的な言葉をもらいましたが、その中でも特に気に入っているのが「俳優は自分自身のドラマツゥルクであり演出家でなければならない」という言葉。
俳優はいつでも誰の作品であっても自分自身のやることは自分で決めていかなくてはいけないし、その選択においてきっちりと責任を持って舞台に立ち続けなくてはならない。

当たり前なんだけど、とっても大切なこと。

それは演出家に従わないということでは決してありません。
そしてそもそも舞台をつくる、何かをつくるという行為は主従関係によって行われてはならないと思います。そうなってしまったとき、ものをつくるとういう行為の中にある一番大切なものが死んでしまう。もしくは死んでしまったから、そういう関係性の中に逃げ込もうとしてしまうのかも知れません。

どんな時も自分で考えているからこそ、演出家の言葉をより深く理解することが出来る。
「お人形さん」みたいな役者を好む演出家さんも確かにいるとは思いますが…。

このワークショップは2日間。
明日も言葉のシャワーです。
いい言葉にたくさん出会えますように。

わかってもらえるさ

バストリオの今野さんと久しぶりに会う。
酒でもと思っていたが、結局ファミレスで5時間半ほど話し続ける。
酒は必要ではなかったみたい。

話が出来る人がいる。

その人としか出来ない話がある。
その人としか出来ない話がしたい。

ものづくりの考え方が似ているようで切り込む角度が違う。
だから話すたびに自分にこびりついてた無用な垢が落ちていく気がする。

大切なように見える大切でないもののために踊らされないように。
一人でいることの方が本当は一人ではないんだ。
つくろう、つくろう、つくっていれば、必ず誰かとつながっていく。

バストリオのオーディションが12月にあります!
http://paru3816.wix.com/busstrio


「曲を作ること以外趣味なんてないよ」 ジョン・レノン



2015年11月23日月曜日

アンジェリカ・リデル

昨夜はアンジェリカ・リデルの舞台を東京芸術劇場に観に行く。
いいとか悪いとか、観に行くべきとかそうでないとか、そういう次元の舞台ではないので、自己判断で責任を持って観に行けばいいものだと思うけれども、先日ワークショップ公演に参加した経験から見ると、この作品はアンジェリカの作品の中でもかなりエンターテイメント性の強い、毒のない観やすいものではないかと感じた。
舞台上に起こる痛みのすべてがほぼアンジェリカのみにのしかかっていた。
もっともっと強烈で、危険で、怖ろしいものが観たいと思った。
日本のフェスティバルでは限度があるのだろうなとは思うけれども、もっともっとすごいものがあるのだから今の日本人にこそそういうものを断固無理矢理押しつけるような毅然としたフェスティバルが欲しい。
そう感じるのも先日のワークショップ公演がアンジェリカの次の新作のクリエーションに関わる強烈なものだったので、その印象が心身に強く残りすぎているからだと思う。そのワークショップ公演でさえも結局クローズドになってしまった・・・。
どうせレースを走るのなら、一番速い車で走りたいという欲求。
公演後、アンジェリカはホテルに戻っていたため、シンドや他の出演者たちと飲みに行く。
韓国・中国・スペイン・フランス・日本・・・。
多国籍感がすごいが、アンジェリカの集めた人たちなのでいいフィーリング。
それにしてもアンジェリカはすごい。絶対に丸くなって欲しくない。
このまま永遠に世界を呪詛し罵倒し続けて欲しい。
12月に撮影する次の映画に向けてとても静かな覚悟がとれた夜。

『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』
作・演出・美術・衣裳:アンジェリカ・リデル

2015年11月22日日曜日

我らがマエストロ、NHK SWITCH に登場!

オペラ「フィガロの結婚」の指揮者である我らがマエストロ、
井上道義さんが12月5日放送のNHK SWITCHに出演されます。
「フィガロの結婚」の映像も流れるかも??
とにかく個性的な人なので、その人柄をお楽しみ下さいませ!
井上道義 Official Web Site
12月5日 NHK SWITCHインタビュー 達人達に井上が登場!
「井上道義×須磨久善」Eテレ 午後10時00分~午後11時00分
■SWITCHインタビュー 達人達(たち)「井上道義×須磨久善」

2015年11月21日土曜日

オペラ「フィガロの結婚」BSプレミアムにて放送決定!

そしてつい先日、熊本での千秋楽を終えたばかりのオペラ「フィガロの結婚」も放送が決定しました!
こちらもどうぞお見逃しなく。
野田さんとモーツァルトの出会いは起こるべくして起きた奇跡。
多幸感が凄まじい勢いで押し寄せてきます。
どうぞお楽しみに!

プレミアムシアター
「フィガロの結婚」〜庭師は見た!〜【5.1サラウンド】
12月13日(日) 24:10〜
NHK BSプレミアム
(収録: 10/22,24 東京芸術劇場)
http://www4.nhk.or.jp/premium/

NODA・MAP第19回公演「エッグ」再放送決定!


今年頭に出演したNODA・MAP第19回公演「エッグ」の再放送が決定しました。
次の「逆鱗」の前にぜひご覧下さいませ!

12/7(月)0:00~4:58(日曜深夜)
NHK BSプレミアム「プレミアムステージ」
前半 00:00~02:41  二兎社『鴎外の怪談』(解説つき)
後半 02:41~04:58  NODA MAP『エッグ』(解説なし)

2015年11月18日水曜日

「フィガロの結婚」ご来場ありがとうございました。

オペラ「フィガロの結婚」無事に終演いたしました。
ご来場の皆様、本当にどうもありがとうございました。
千秋楽は野田さんも来場し、カーテンコールもまた一段と盛り上がりました。
熊本での千秋楽後も北九州・福岡と故郷をめぐる旅をして帰京。
大事な友人たちにも会えたいい旅でした。

次回は出演している映画「ひとつのバガテル」の上映です。
11月28日12:25〜、若手作家の登竜門「TAMA NEW WAVE」での上映です。
ぜひご来場下さい!

第16回TAMA NEW WAVE コンペティション部門ノミネート作品
「ひとつのバガテル」 監督:清原惟
11月28日(土)12:25〜13:42 
会場:ヴィータホール(ヴィータ・コミューネ8階)
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」西口より徒歩2分 
第16回TAMA NEW WAVE | 第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM

2015年11月13日金曜日

明日(14日)は舞台の千秋楽&映画の上映の日。

さあ!明日はいよいよオペラ「フィガロの結婚」の大千秋楽です。
めでたいめでたい!ご来場のお客様、どうぞ楽しんでいって下さいませ。
明日は同時に、出演している映画「ひとつのバガテル」名古屋での上映の日でもあります。
別な場所でいろんな人に会える喜び。「ひとつのバガテル」監督の清原惟さんも来場しますので、ぜひぜひいろんな話に花を咲かせて下さいませ!
第37回PFF コンペティション部門【PFFアワード2015】上映作品『ひとつのバガテル』
PFF.JP

2015年11月12日木曜日

劇団きらら「ガムガムファイター」

昨夜は熊本にあるギャラリーキムラにて、劇団きららの「ガムガムファイター」を観てきました。
昨年2月に出演した「シラノ・ド・ベルジュラック」で一緒だった生まれも育ちも同郷の有門正太郎さんも出演していて、今この時期にこの場所で初日に足を運べるのはこれも何かの縁以外にありません。
まず会場に入って最前列中央に座りパンフを開き、そこに書かれている主宰で作・演出の池田美樹さんの文章を読んですでにもう泣きそうになりながら芝居の幕が開きました。
それはもう最高にすさまじい芝居でした。
今、思い返しても声をあげて泣きそうになるシーンやセリフが、愚直という言葉がよく似合う丹念さで積み重ねられており螺旋を描いて上昇しながら潮が満ちていくように、砂浜で寝ているうちにいつの間にか波にさらわれるようにして感情の深い海の底にのまれていきます。
「つくる」ということがどういうことなのかを強い痛みとともに教えてくれます。
この舞台をつくるためにどれだけの代償を払ったのだろうか。
こんな風にものをつくり続けたいし、こんな風にものをつくる人たちとものをつくっていきたい。
いや、つくり続けるのだ、つくっていくのだ。
シラノの初演再演と人生の節目で挑み続けた舞台で一緒に戦った人たちが、まだこっちで戦いながらもがき続けてひとつの舞台として結晶してかたちにし続けてくれている。
どんだけお金があったって、どんだけ地位や名声があったって、こういう作品がつくれなかったら、その人生は無意味だ。
なにをつくりたいのか、何を求めているのか、もっともっとソリッドになって突き詰めていこう。
自分が出て行った九州に、そう思わせてくれる人たちがいたんだってことに改めて気づく。
カスカスの薄っぺらはごめんだ。
どこを切ってもそこから血が噴き出すような、本当に生きているものをつくるんだ。
本番観たあと、みんなで飯食って、有門さんと二人で歩いて帰って、ホテルの前での別れ際、たぶんこれでまたしばらく会うことはないけれど、違う場所で、それでもお互い絶対につくるもののテンションは落とさないぞっていう決意を無言で確かめ合った。
一番辛い時期をお互い知ってるからね。

そこそこのものばかりがいくつもある必要はなくて、本物がひとつかふたつあればいいんだ。
本当に、それでいいんだ。
九州になぜ来たのか、このためだったのかな。
これだけ書いても昨夜の感動は一割だって描ききれていない。
とにかく今、何をおいても観てみて欲しい舞台。
熊本公演は11月17日まで。
福岡公演は12月5・6日です。
クリック→ 劇団きらら: ホーム

2015年11月9日月曜日

フィッシュマンズの波が

熊本へ。
久しぶりの上通下通り、記憶を頼りに昔行った本屋さんなど巡る。

長崎書店で「人間展」というイベントのチラシを見つけて行ってみようと地図を見たら、滞在先のホテルの隣にあった教会みたいな変な建物でやってたのでさっそく戻って行ってみる。

そこの一階は「ポアンカレ書店」というセレクト古本屋さんなのだけれども、月に数回しか開いてないようで残念ながら滞在中は行けなさそう。
その二階のギャラリーみたいなところで「人間展」はやっておりました。

この建物はオーナーさんが長崎にあった教会を模して建てた元ガソリンスタンド(なんだそれは!)なのだそう。

入ってみるとフィッシュマンズがかかっている。
宮崎でも友達が車の中でフィッシュマンズかけてたし最近フィッシュマンズ聴く率高し。
仙台で行った台湾レコード研究会でも「台湾ではフィッシュマンズが人気だ」という話を聞いたし、これからなんか再び波がくるのかなフィッシュマンズ。

「人間展」では話題のモンド君のグッズがあったので缶バッジとポストカードを購入。
モンド君のお父さんのボギーさんはミュージシャン。昔レギュラーで出演してた博多の「ライブハウス照和」で曜日は違ったけれども個性的な面子が揃い踏みしていたあの熱い時期を共に過ごした人。

右も左も分からぬ二十歳の時にボギーさんのバンドのメンバー募集のオーディションを受けたなあ。いい思い出だ。来週ひょっとしたらボギーさんとモンド君が会場に来るかもとのことなので会えたらばうれしいなあ。


2015年11月8日日曜日

Go Go Round This World!

オペラ「フィガロの結婚」宮崎公演、無事終了しました。
ご来場のお客様、どうもありがとうございました。
今日は宮崎の若手演劇人のみなさんがわざわざ挨拶に来てくれたり、福岡で演劇をやってる方がご当地合唱団に入っていて帰り際に挨拶してくれたり、九州でがんばっている人たちに会えてとても嬉しかったです。
16年という長い時間を福岡での演劇活動に費やした自分にとって、九州は永遠のホームグラウンド。自分のやりたい芝居をとことん追求し続けた九州での時間が、かけがえのない財産となって今の自分を支えてくれているのをひしひしと感じます。

とことん自分を、自分たちを貫いてって下さい。
ここでやれれば、どこでもやれる。
ここでやれないことは、どこにいってもやれない。
変な幻想に踊らないで、ここにいることに、いつも誇りを持って。
来るべき時が来たら、いつでも飛び出せばいいんだから。
懐は深いぞ、九州!

ついに明日は熊本。
フィガロツアー最後の地。
最高の舞台を持っていきます。
旅から旅へ。
Go Go Round This World!

2015年11月7日土曜日

南国宮崎

南国宮崎。
東京から来ていったセーターやジャケットはもう必要なく温かな海に迫ってくる雲はなぜかまだ入道雲。
季節はまだ夏。
九州に生まれたことを誇りに思います。

宮崎県立芸術劇場のプロデュース公演で何度か滞在した宮崎なので、懐かしい場所や味を確かめながら歩きます。

栄養軒のラーメンと蜂楽饅頭を食べた後、よく通っていたお米屋さん「福田米穀店」にてえびの産の無農薬合鴨農法米を購入。

安くていい米を自分の好きな分づきで買えます。
美味しいお米と味噌汁があれば、とりあえず安心。
ツアーは本当に食べ物が死活問題です。

さあ、明日は「フィガロの結婚」宮崎公演です。
どうぞ楽しんでいって下さいませ!

2015年11月6日金曜日

出演作「ひとつのバガテル」愛知にて上映!

出演作「ひとつのバガテル」は11月14日(土) 18:30~上映です。
同時上映は『みんな蒸してやる』。上映後に清原 惟監督が来場予定です。 とてもキュートな監督なので愛知の皆様、ぜひとも応援よろしくお願いいたします!

【ニュース更新】
来週に迫った「PFF in 名古屋」に向けて、イベント情報ページをアップしました。
http://pff.jp/37th/news/2015/11/12pff-in.html
入選監督4名のほか、『唇はどこ?』のトークも予定しております。どうぞお楽しみに!

Wearable Comedian

出演させていただきました。
かぶるだけで誰でも面白くなれるカツラ型IoTデバイス
「Wearable Comedian by よしもとクリエイティブ・エージェンシー」
ぜひ使ってみて下さいませ。
吉本芸人さんの力で日常が面白くなりますよ!
抽選で無料体験実施中です。
かぶるだけで誰でも面白くなれるカツラ型IoTデバイス「Wearable…
WEARABLECOMEDIAN.JP

2015年11月5日木曜日

アナログりんご

秋晴れのいい日が続くが、昨日は結局家から一歩も外に出ず。いや、出られず。
映画編集の最終作業で音をある程度仕上げ、DVDに焼こうとしたら焼けない。
そのうちDVDのアイコンが使えなくなって何だかおかしなことになってる。
アップルに電話をするが、ファイナルカットの担当者とつながらず30分待ち。
教えてもらったところ、これまでのやり方がそもそも間違っていたことが分かる。
これまでそれで焼けてたのは何だったのだろう。
間違ったやり方でもけっこうなんとかなるのがMAC。
意外とアナログでひとつの動作にいろんなやり方がありやり方は人によって様々なのだろう。
今のところはマックサポートは無料なので、使い倒してなるべく身につけておかなくては。
気付いたら外は夕暮れ。なんとかDVDが一枚。いやいや。
さあ、明日から宮崎。九州に里帰り。ブルー・ミーニーを追っ払え!

宮崎公演の詳細はこちら⇩
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」~庭師は見た!~新演出

2015年11月3日火曜日

ニキ・ド・サンファル展
























六本木の国立新美術館で開催されている「ニキ・ド・サンファル展」へ。
カラフルで巨大な作品群とそこにこめられたたくさんのメッセージが渾然一体となって会場からはみ出しています。

もっともっと女性が女性であることを大切にし、男性も女性も自分の中にある女性性を大切にしていかないと社会がどんどん枯渇していってしまうというメッセージに同感。

子供の頃に父親から性的虐待を受け、心を病みながらも芸術に出会ってその事実と向き合い、射撃絵画によって破壊し、乗り越え、ついに見出した自分の中の女性性を形にし続け、その女性像は限りなく巨大化していき、最後はその女性像の胎内に安住の場所を見出したニキ。

男社会にはもう飽き飽き。
もっと早く真の女性社会が到来するように祈ります。

イタリアのトスカーナにあるというニキが手掛けた彫刻庭園「タロット・ガーデン」。
タロットカードにちなんだたくさんの巨大建築物たち。
ニキは実際にその中のひとつに住みながらこの庭園を造り上げていきました。
4月から10月までの限られた時期のうち、日に数時間しか公開されていない庭園だそうですが、いつかイタリアに行ったときには必ず訪れてみたい場所です。

「政治的なものは少しも正しくなく、正しいものは少しも政治的でないような気がします。」

「私は、個人を抑圧し、同じように考え、行動することを人々に強いる社会が心配です。(私にとってではなく)」

ニキ・ド・サンファル


現代ではもう誰も強いていないのに、自分で自分を抑圧し、自分からみんなと同じように考え行動するように社会全体がなってきている気がします。

ニキのように警鐘を鳴らし続けたアーティストがいたということは非常に重要だと思います。
人間は、男は、女は、そもそもみんな自由なんだということを。

「はりぼて作家」という批判を受けながらも自分の道を貫いて、生涯をかけて戦い続けた女性アーティスト、ニキ・ド・サンファル。
たくさんの女の人に知ってもらいたいアーティストです。

12月14日まで。
クリック→ニキ・ド・サンファル展


2015年11月2日月曜日

雨と映画

今朝はボリス・ヴィアンの歌を聴きながら。
無名の頃のセルジュ・ゲンズブールに強い影響を与え、
かつセルジュの才能をいち早く見出していたボリス・ヴィアン。
才能は自然にお互いをひきつけあいながらつながっていくもの。

東北から帰京。
土砂降りの雨で気温が下がって昨日の仙台よりも寒い。
東北もこれからどんどん寒くなるのかな。
今回の東北は秋晴れの暖かい日々でした。

家に帰って新しく買ったカメラと対面。
中古の一眼。
冬に撮る映画ではこちらも使おう。

撮っていきたいものは他にもいくつかある。
それらは脚本にはなりそうもないとりとめのないものだから、
撮って繋ぐことで映画にしていこう。

9月に撮った映画もだいぶ仕上がってきた。
画は落ち着いてきたのであとは音だ。
全編野外ロケだったので、予想通り音に苦戦。
少しでもクオリティを上げていこう。

撮影時に音をいかに撮っていけるかが今後の課題。
画よりも音の重要性の方が高いということを痛感しながらの編集作業。
こつこつ、こつこつと。

出演している映画「ひとつのバガテル」が神戸にて明日上映されます。
祝日の朝なのですが、お時間ありましたらぜひ足をお運び下さい。
TAMA NEW WAVE コンペティション部門ノミネート5作品にも選出されています。
八百屋の役でちょこちょこ出てきます。

「ひとつのバガテル」監督:清原惟
11月3日(火・祝)10:45〜 神戸アートビレッジセンター
第37回PFF コンペティション部門【PFFアワード2015】上映作品『ひとつのバガテル』
PFF.JP

2015年11月1日日曜日

「フィガロの結婚」名取公演終了!

「フィガロの結婚」名取公演、無事に終了しました。
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました!

帰りの新幹線を待つ間、気になっていたラーメン屋さんへ。
茶色いスープにとろとろのチャーシュー、葱が入れ放題だったので最後は葱スープ。
美味しいラーメン、仙台最後の味。

少し休んで今度は南へ。
九州ツアーが始まります!
宮崎、熊本、完売御礼!
どうぞお楽しみに!