「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」監督:エマニュエル・ローラン
ヌーヴェルヴァーグを牽引した二人の映画監督ゴダールとトリュフォー。その二人の映画に数多く出演し、ヌーヴェルヴァーグの申し子と呼ばれた俳優ジャン=ピエール・レオー。この三人の関係を軸にしながら、ヌーヴェルヴァーグがどのようにはじまりどこへ向かったのかを描くドキュメンタリー。ヌーヴェルヴァーグの波が実際にはほんの短い期間であったというのが意外だった。
ゴダールとトリュフォーの決裂は必然であったかのように感じた。時代を変えるほどの熱烈な才能の結びつきは危険なエネルギーを孕んでいて、先へ進むための大きなエネルギーを必要とするとき、それは決裂というかたちで発散され、推進力となる。それは新しい宇宙のためのビッグバン。必然なのだ。
二人の決裂のひとつのきっかけとなったカンヌ映画祭。今年のカンヌ映画祭にはゴダール監督の映画が登場する。映画祭のメインビジュアルはゴダールの「勝手にしやがれ」だ。ゴダール監督の映画とその言動を今から楽しみにしている。
まだ何もはじまっちゃいないんだ。
2018年5月1日火曜日
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