大阪城公園のすぐ近くにある大阪歴史博物館に特別展「変わり兜×刀装具」を見に行きました。
ちょうど読んでいた岡本太郎さんの「美の呪力」に書かれていたものと全く同じ兜が展示されているので、もうこれは見るしかないと興味津々でした。
展示はやはりすごい内容。
蝙蝠、鯛、鯱、鶴、千鳥、ガマガエル、麒麟、栄螺、鷹、龍、熊、鹿、兎、水牛、ミミズク、鶏、獅子、鳩、蝶、燕、鳳凰、百足、馬、雉子、蛇、猪、鷺、ナメクジ…確認できただけでもこれだけの生き物と、数えきれないくらいの植物、ありとあらゆるものをモチーフにした絢爛豪華な世界が広がっていました。
特に好きだったのは、葡萄文鐔や瑞雲花文七宝鐔で、アールヌーボーやアールデコ、ルネ・ラリックのガラス細工を思わせるような素晴らしい技術がふんだんに盛り込まれています。
熊の頭をそのまま模した熊頭形兜や栄螺の形をした鉄錆地栄螺形兜など太郎さんが紹介していた兜もユニークで面白かったです。
命を賭けて戦った戦国武将たちのギリギリの洒落っ気が生み出した装具たち。
精神的なもの、宗教的なもの、呪術的なものを強く感じました。
まさか大阪で出会うとは。
12月8日までやってます。
2013年11月29日金曜日
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