今年のPFFアワード入選監督で、『おーい、大石』を最初から最後まで熱烈に支持してくれた三浦翔監督の『人間のために』を見せていただく。
中身のぎっちり詰まったものすごい映画だった。
この監督に支持されていたそれだけでもPFF入選はよかったのではないか。
名古屋会場にバスが遅れてスクリーンで見れなかったのを残念に思う。
こちらも言葉にしなければいけないことがとてもたくさんある映画だから。
受け止められるかどうかは、見る側にも責任がある。
今、世の中は『お客様』に自分で考えさせてはいけない時代なのだなと改めて確認する。
毒は『毒のようである』ことが非常に重要で、本当の毒は受け容れられない。
本当の毒は見て見ぬふり。
でもまったくそれが悪いとは思わない。
それでいいのだ。いや、それがいいのだ。素晴らしい時代!ビューティフル・ワールド!
でも自分はそうじゃないから、そうじゃない自分に向けてつくる。
自分がいいと思うのに、何にもなってない作品が持っている共通点は分かった。
はっきりと見えてきた。
そして自分も、それを持っている。
それが宝だ。
誰にもこれは売り渡しちゃいけない。
何にもならなくってそのまま死んだっていいじゃん。
何かに、誰かに、合わせる必要いっさいなし。
嫌われなきゃ意味ない。
理解の範疇を超えなきゃ意味ない。
自分の思うままに。
それが自分の芸術に対するまっすぐな向き合い方。
自分の人生。
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