【12月1日、入場無料の上映会です】
今年の夏にスペインのエスコリアルで稽古を共にし、アヴィニョン演劇祭でその舞台“¿QUÉ HARÉ YO CON ESTA ESPADA?”を初演したスペインの演出家アンジェリカ・リデルのドキュメンタリー映画『ある悲劇』がセルバンテス文化センターにて12月1日に一夜限りで上映されます。世界に何人か心から尊敬する演出家がいるのですが、アンジェリカはその中でも最高峰の演出家です。激し過ぎる愛と激し過ぎる憎悪から生み出された舞台を臆することなく世界に突きつける彼女の姿勢に自分も大きな影響を受けています。芸術家に必要な勇気を誰よりも持っている女性です。映画をまだ見ていないので内容については語れませんが、彼女の姿勢、まなざし、そしてその勇気を感じることが出来るはずです。ますます甘くなっていく、甘くなっていかざるを得ない日本の芸術全般に満足出来なかったり疑問を感じている人には、何かを見出すチャンスになるかも知れません。自分もアンジェリカと出会って、つくることに対する絶望と希望を目の当たりにし、それでもつくらなければいけないのだという勇気をもらいました。上映後のトークイベントに出演させていただきます。アンジェリカとの日々のこと、彼女が言ったこと、見せてくれたこと、余すとこなくお話しさせていただきます。無料ですし、騙されたと思って気軽に足をお運び下さい。お会い出来るのを楽しみにしています。
アンジェリカ・リデル ドキュメンタリー映画上映
アンジェリカ 『ある悲劇』(2016)
監督:マヌエル・フェルナンデス=バルデス
F/T15『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』で大きな衝撃を与えたスペインの鬼才アンジェリカ・リデル。同作品が初演を迎えるまでの日々を追ったドキュメンタリー映画を特別上映。上映後には、今年7月にアヴィニョン演劇祭で初演されたアンジェリカ・リデル新作『わたし、この剣でどうしよう』に出演した菊沢将憲(俳優・映画監督)と横堀応彦(F/T プログラム・コーディネーター)によるトークセッションを開催します。
*本上映は、セルバンテス文化センター東京主催「映画・音楽フェスティバル ドゥエンデ」のプログラムの一部です。
会場 セルバンテス文化センター東京
地下1階オーディトリアム
日程 12/1(木) 19:00~
上演時間 86分
言語 スペイン語上映、英語・日本語字幕
入場料 入場無料(要予約)
共同主催 フェスティバル/トーキョー、
セルバンテス文化センター東京
“Angelica. A tragedy” (2016)
This documentary by Manuel Fernández-Valdés is about Angélica Liddell, the groundbreaking creator of “All the Sky Above the Earth (Wendyʼs Syndrome)” that was part of F/T15. The actor and film director Masanori Kikuzawa, who appeared in the world premiere of Liddell’s “And what will I do with this sword? Approach of the Law and of the Issue of Beauty” in July at Festival d’Avignon, joins Masahiko Yokobori (F/T Program Coordinator) for a post-screening talk.
Part of Instituto Cervantesʼ Festival de cine y música Duende
Venue Instituto Cervantes (B1F Auditorium)
Date 12/1 (Thu) 19:00
Running Time 86 min.
Language Spanish with English and Japanese subtitles
Tickets Free (reservation required)
Co-presented by Festival/Tokyo, Instituto Cervantes
予約はこちらから
http://tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha109733_67_25.htm
こちらもぜひお読み下さい。
一緒にトークさせていただく横堀さんの素晴らしいレポートです。
http://www.festival-tokyo.jp/16/ft_focus/vol16/
2016年11月30日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿