すさまじい雷雨の後、PFFナイトトリップでの出演作「愛のはずみ」上映にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回の上映はこれまでの上映の中でも一番、映画そのものを楽しめました。
設定上では事件は起きているのだけれど、スクリーン上には出てこない。
少しずつ少しずつ積み上がっていく感情を丁寧に撮っていて、なおかつラストにいたっても主人公の感情の安易な爆発はなく、満杯になったコップから一滴の水滴がつうっと零れて、それで終わり。
綱渡りのような映画で、静かな会場の中、お客さんの反応がダイレクトに伝わってきて、それがいつも気になっていましたが、何度も見る内にそれも気にならなくなりました。
自分がそれを、自分が感じたことを、自分ですくいあげればいいんだと。
単独上映ではないおかげで、相対的に映画を捉えられることが、とてもいいことだと思います。
アフタートークでも、あれだけ時間を割いて下さり、ありがたく思いました。
まさか日をまたぐことになるとは思いませんでしたが。
映画は変わらないけれど、見る人が変わっていくことで、映画も変わっていくのですね。
ありがとうございました。
2014年5月23日金曜日
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