今日は翻訳者の桑山先生に来ていただいての稽古、たくさんの疑問に答えていただける貴重な機会になりました。
これだけ疑問や質問が山のように出てくるなんて、本当に豊かで面白く、やりがいのある戯曲です。
野田さんの「半神」をやったときにも強く感じましたが、説明がほとんどなく、謎や矛盾を山のように孕みながら、それでも人を惹き付けてやまない戯曲は、本当の名作です。
ぐいぐいとその作品世界に引き込まれながら、想像力をフル回転させ、自分たちにしか出来ない芝居を探していく冒険は、役者にとっての大きな快感。
台詞の韻文のリズムについての話では、役者にとっての音楽の感覚の大切さを改めて感じました。
「役者は他の仕事に浮気するな。ただし歌と踊りは別。」と世阿弥は言いました。
KUNIO11「ハムレット」、稽古はまだ始まったばかり。
けれど、その密度は大変なもの。
とことん楽しみ、味わい尽くします。
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