イスラエル。街はきれいで治安も良く人々は温和で親切でとても素敵な国でした。いろいろあるとはいえ、宗教が人々に与える良い面をとても強く感じました。お客様が舞台の内容を真摯に熱狂的に受けとめてくれているのが舞台の上からもよく分かりました。終演後の劇場の外でも街でも空港でもFacebookでも、わざわざ舞台の感動を伝えてきて下さいました。
どこの国に行くにしても、まず『治安が心配』と言われますが、そこに人が暮らしている以上、戦争中の国でもない限り『特別に危険な国』というものはないと考えています。どこの国にもいろんな人がいて、危険も安全も同居していて、日本も地域によって見方を変えれば十分に『危険な国』だということはできます。ただでさえ島国で人種もそこまで雑多ではない国なのだから、できる限りいろんな国を見て、いろんな人を知って、免疫をつけていかないと、それこそ『危険』なのではないでしょうか。外国でいつも感じるのは、人々がいつも楽しむために生きていて、貧しい地域でもみんな眼が強くてキラキラだったりギラギラだったり何か眼から発していることです。日本(東京)に帰るたびにそうではない日本人の感じに逆に特殊性を感じてしまいます。
寺山修司さんの『家出のすすめ』ではないですが、『国出のすすめ』を日本人には強くすすめたいと思います。飛行機も安くなりましたし、近場からでもぜひとも!そして国出をした人はぜひ、行った国が安全だったら、そのことを心配している周りの人に伝えてあげて下さい。
人生は常に旅であり、日々、命を賭けた冒険です。
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