大量殺人者が描いた絵や持ち物の一部が展示されています。
ギャラリーが地下なので、独特の空気が充満していました。
平日の午後でも人がたくさんいて驚きました。
女性のお客さんが多く、展示されているほとんどが大勢の女性を襲って殺した犯罪者のものだったので、どんな気持ちで見に来て、どんな気持ちで見ているんだろうかと気になりました。
展示については、絵そのものよりも、犯罪者の略歴を読むのに夢中になってしまいましたが、アーサー・ショウクロスの二人の女がいる部屋の絵と、「キラー・クラウン」ジョン・ウェイン・ゲイシーの自画像のようなピエロの絵の二枚が特に眼を惹きました。
このような絵や人に触れると、自分の心の奥底を覗くような気持ちがします。
パンフレットにあるチャールズ・マンソンの「Anything you see in me is in you.」という言葉にすべてがこめられている気がしますが同時に、「本当の悪意は決して娯楽にならない」という柳下毅一郎さんのコメントも確かなものだと感じます。
これらのものをコレクションしている方の気持ちはとてもよく理解できるのですが、自分にはとても出来ません、この展示会場に充満している空気を感じると。
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