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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2014年5月30日金曜日

KUNIO11「ハムレット」朝日新聞掲載

5月28日付の朝日新聞朝刊に、KUNIO11「ハムレット」京都での記者発表の模様が掲載されました。

公演の情報はコチラ
 

2014年5月28日水曜日

偉大なるやっかいな代物

どうとでもとれるもの、どうにでもなるもの。
自由。
この偉大なるやっかいな代物。
毎日毎日稽古場で顔突き合わせて。
煮詰まるだけ煮詰めて。
出口なし。
いやそもそも入口はあったか?
「ハムレット」。
さすが世界的名作。
やっかいで魅力的。
たった数日の稽古で。
みんないい状態。
さあ明日も明日も。

「京都芸術センター通信(明倫art)2014年6月号」

KUNIO11「ハムレット」演出家の杉原邦生さんのインタビューが掲載されています。
以下のサイトにアクセスしていただいて、表紙の写真をクリックすると読めます。
翻訳や上演に関しての言葉が詰まっています。ぜひお読み下さい。

京都芸術センターが発行する「京都芸術センター通信(明倫art)2014年6月号」の表紙を杉原邦生が飾っております!公演にまつわるインタビューも掲載。館内ほか、全国の美術館・ギャラリー・劇場・ホールなどでも配布中です。▶京都芸術センター http://www.kac.or.jp/13270/

2014年5月27日火曜日

「片腕」舞台写真です。

4月に出演したノゾエ征爾さん演出の「片腕」。
舞台写真が公開されました。ぜひご覧下さいませ。

2014年5月25日日曜日

康本雅子「絶交わる子~2人バージョン」に出演します。

北九州芸術劇場で開催されるダンスダイブウィークにて康本雅子さんの「絶交わる子~2人バージョン」という作品に出演することになりました。康本さんとのデュオ作品です。9月6日(土)14:00から。
21世紀ゲバゲバ舞踊団の「AT/AT」と二作品観ることができます。

ぜひぜひ足をお運び下さいませ。お待ちしております!

http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2014/0906showcase.html

手を伸ばす

稽古後、製作中の映画「水のおと」の編集作業。
少しずつ少しずつ核心に近付いているのが分かります。

書くこと、撮ること、演じること、編集すること、そのひとつひとつの中に発見があります。
この後、完成し、お客さんの眼に触れていく中でも、たくさんの発見があるのだと思います。
なぜこの映画を撮ろうとしたのか、映画のリズムと流れの中にだんだん答えが見えてきます。

手を伸ばして。

2014年5月24日土曜日

味わい尽くす

今日は翻訳者の桑山先生に来ていただいての稽古、たくさんの疑問に答えていただける貴重な機会になりました。 これだけ疑問や質問が山のように出てくるなんて、本当に豊かで面白く、やりがいのある戯曲です。

野田さんの「半神」をやったときにも強く感じましたが、説明がほとんどなく、謎や矛盾を山のように孕みながら、それでも人を惹き付けてやまない戯曲は、本当の名作です。

ぐいぐいとその作品世界に引き込まれながら、想像力をフル回転させ、自分たちにしか出来ない芝居を探していく冒険は、役者にとっての大きな快感。

台詞の韻文のリズムについての話では、役者にとっての音楽の感覚の大切さを改めて感じました。
「役者は他の仕事に浮気するな。ただし歌と踊りは別。」と世阿弥は言いました。

KUNIO11「ハムレット」、稽古はまだ始まったばかり。
けれど、その密度は大変なもの。

とことん楽しみ、味わい尽くします。

2014年5月23日金曜日

フジコ・ヘミングの夜

今夜はフジコ・ヘミングのピアノコンサート。

素晴らしい音。
言葉になりません。

ドビュッシー、
リスト、
ショパン、
ラ・カンパネラ、
アンコールのアリア、

全てが最高でした。

何もかもがゆらいでるように見えるこの世界にも、まだゆるがないものはある。

本当にかっこよかったです

「愛のはずみ」@テアトル新宿

すさまじい雷雨の後、PFFナイトトリップでの出演作「愛のはずみ」上映にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

今回の上映はこれまでの上映の中でも一番、映画そのものを楽しめました。
設定上では事件は起きているのだけれど、スクリーン上には出てこない。
少しずつ少しずつ積み上がっていく感情を丁寧に撮っていて、なおかつラストにいたっても主人公の感情の安易な爆発はなく、満杯になったコップから一滴の水滴がつうっと零れて、それで終わり。

綱渡りのような映画で、静かな会場の中、お客さんの反応がダイレクトに伝わってきて、それがいつも気になっていましたが、何度も見る内にそれも気にならなくなりました。

自分がそれを、自分が感じたことを、自分ですくいあげればいいんだと。
単独上映ではないおかげで、相対的に映画を捉えられることが、とてもいいことだと思います。

アフタートークでも、あれだけ時間を割いて下さり、ありがたく思いました。
まさか日をまたぐことになるとは思いませんでしたが。

映画は変わらないけれど、見る人が変わっていくことで、映画も変わっていくのですね。

ありがとうございました。

2014年5月21日水曜日

たどりついてから考える

KUNIO11「ハムレット」稽古が続いております。
誰かが走り出すと全員が我も我もと走り出すこの空気…大好きです。

今日もリーディングだと言ったのに、いつの間にか汗だく。
マラソンだと知りながら、誰もペースを守れないこの感じ…大好きです。

心臓なんてバクバク言わせてなんぼ。
たどりつけるかどうかなんて、たどりついてから考えるのだ。

本番まで、劇場まで、全力疾走!

KUNIO11『ハムレット』

「愛のはずみ」明日上映!


いよいよ明日、上映となりました。
主人公の父親の役で出演しています。
レイトショーでの上映、どうぞお楽しみ下さい。

「愛のはずみ」監督:佐藤悠玄 
PFFアワード2013 エンタテインメント賞(ホリプロ賞)受賞作品
第36回PFFプレ・イヴェント「ナイト トリップ in PFF」

5月22日(木)21:15〜 @テアトル新宿
《貫かれる独創》にて上映

【公式サイト】

お待ちしております。

2014年5月19日月曜日

ワールズ・エンド

「ワールズ・エンド(世界の果て)」という本を題名にひかれて読んでみる。
ポール・セローの短篇集。
遠い異国の片隅の何気ない日常が、少しだけおかしくなっていく。
ほんのすこしの、とほうもないずれ。

近くの川沿いを歩く、どこまで行っても、同じ景色。
この同じ景色を見ていると、とても安心する。
たいていのものは、さよならをいう前になくなってしまうから。
いつもさよならという気持ちで出会っていたい。

2014年5月16日金曜日

KUNIO11「ハムレット」北海道新聞に掲載!

KUNIO11「ハムレット」が北海道新聞の記事になりました。
世界的に有名なこの戯曲、悪く言えば「穴だらけ」の「矛盾だらけ」。
だけど、それがきっとこの戯曲のたまらない魅力なのでしょう。
捉え方ひとつ、やり方ひとつでどうにでも姿を変える不思議な物語。
おびただしく出てくるたくさんの疑問を全員で解決しながら、このメンバーでしかできない「ハムレット」を創っていく。どこへ行くのかはまったく分からないけれど、だからこそやりがいがあるものです。
戯曲に書かれているのは世界の半分。
あとの半分はこちらにひらかれている。いや、投げ出されている。
とんでもなく広大な原っぱに投げ出された感じです。
さて何して遊ぼうか。

2014年5月15日木曜日

KUNIO11「ハムレット」稽古初日!

KUNIO11「ハムレット」ついに稽古がはじまりました。
規則正しい生活のはじまりです。
戯曲がこれからもちょこちょこと変わるので、まだ落ち着きませんが初読みです。
ハムレットQ1バージョンはやっぱり速い。
時間をどう使うかが大切になってきそうです。
たくさんの空白・余白とどう遊ぶのか。
楽しみます。

チケットは絶賛発売中です。
会場によって、自由席と指定席がありますので、よい席はお早めに。
東京公演は全席指定席ですよ!

詳しい情報はこちら⇒KUNIO11『ハムレット』


2014年5月14日水曜日

中国語がよく聴こえた春

4月に出演した、ノゾエ征爾さん演出「片腕」冒頭の1シーン。
中国語がよく聴こえるようになった春でした。
ユェンユェンさん元気かな。

2014年5月13日火曜日

昔好きだった

何も書かれていないCDを見つけた。
聴いてみると昔出演したダンスの舞台で結局使われなかった曲。
すごく大好きで、起きてる間ずっと聴いていた。
東京に慣れなくて、不安で不安でたまらなかったとき。
昔好きだったこの曲は、今聴いてもやっぱりいい曲。
どこかから呼ばれているような気がする曲。
行かなきゃいけないのかなって気がする曲。

出演作「愛のはずみ」の上映が近づいてきました。
佐藤悠玄監督も来場されるようです。

「ナイト トリップ in PFF」来場ゲスト情報!

スクリーンにて、お待ちしております。

第36回PFFプレ・イヴェント「ナイト トリップ in PFF」
5月17日(土)~23日(金)、テアトル新宿にて開催!

【公式サイト】 
佐藤悠玄監督作品「愛のはずみ」
5月22日(木)21:15〜《貫かれる独創》にて上映。

2014年5月12日月曜日

まともな稼業では

庭の桑の木にたくさんの実がついた。
桑の木には雌雄あるそうで、二本あるうちの一本にたくさんの実がついた。
朝、空が白むころから、鳥がやってきて実をついばみながら歌っている。
ギャーギャー、ピーピーいう鳥たちの足元で、実をつんで食べている。
桑の葉の天ぷらも、けっこういけるとこないだ発見した。
次から次からわさわさ生えてくるから、これだけ食べてても死ぬことはなさそうだ。
みょうがはもう伸びすぎてしまったので、みょうがだけは来年挑戦してみよう。

立川談志師匠の落語論・芸人論が面白い。
寄席は「まともな稼業では暮らせない人間が集まってくる場所」。
照和ってライブハウスで歌ってたとき、怖い先輩から「今日のお前の歌はよお」とか「何だその弦の張り方は」とか「ロックってそういうもんじゃねえだろ!」とか怒鳴られて、立ち飲みでよく喧嘩してた日々を思い出す。あぶれものにはあぶれものなりの信じるものとそのルールとやり方があるのだ。

役者だって同じようなもんだ。

「ハムレット」の新訳、完成版が届く。
前にもらっていたのと、大きく変わっていて驚く。

読もう。
もうすぐ稽古がはじまる。
芝居だ、芝居。


「お前がいくら払ったって、お前には聴かせたくないよ」 立川談志

2014年5月10日土曜日

KUNIO11『ハムレット』本日チケット発売!

【本日チケット発売!!】
KUNIO11『ハムレット』京都・札幌・東京公演の一般チケット発売、豊橋公演の会員先行発売が本日よりスタートしました!京都公演は整理番号付き、豊橋・東京公演は指定席になっております。
ぜひお早めにご予約ください。

ハンスはハイリ

東京芸術劇場にて、TACT/FESTIVAL 2014の演目「ハンスはハイリ 〜どっちもどっち」「ひつじ」「ユーディの冒険」「夢見るための50の方法」をはしごしました。

どれも面白かったですが、「ハンスはハイリ」素晴らしかった。
デビッド・リンチ、ロドリゴ・ガルシア(ラ・カルニセリア・テアトロ)、ピナ・バウシュに通じるチャーミングでマジカルな世界観と、その場で鳴らされる音楽が本当にかっこよくて涙が出ました。
いわゆる子供向けではないですが、こういう舞台を楽しめる子供たちが増えれば、日本も安泰です。

写真は、「ひつじ」。
今回はオオカミがエスカレーターで登場。
大阪に続いて二度目でしたが、相変わらずシュールでした。

2014年5月8日木曜日

殺風景

シアターコクーンにて赤堀雅秋さん演出の「殺風景」を観ました。
「いい芝居観たなあ」と素直に言える一本でした。
九州、大牟田のお芝居なので、スーパーマルキョウの話など細かいネタが楽しめました。
笑っちゃまずい状況をあれだけ笑いに出来るのがすごい。
もっと残酷でもっと悪趣味でもいいと感じましたが、コクーンではあのくらいがちょうどいいのかも知れません。三時間、たっぷりと楽しませていただきました。アンサンブルで出演しているNODA・MAPの戦友、のぐっちゃん、ハギー、ショウリにエールを送ります。東京公演は5月25日までです。

2014年5月6日火曜日

KUNIO11「ハムレット」特設ページ!

KUNIO11「ハムレット」の特設ページが出来ました!
こちらからどうぞ↓
2014年5月6日:KUNIO11ニュース:特設ページが出来ました!!

チケットはいよいよ5月10日より発売です!

2014年5月5日月曜日

FUNNY BONES

東京芸術劇場のプレイハウスでカミーユ・ボワテル「リメディア〜いま、ここで」を観ました。
冒頭のドタバタが一番面白く、ドリフの「8時だョ!全員集合」を懐かしく思い出しました。
あれって芸術だったんだなぁ。しかも毎週、舞台を生放送で…。
ドリフターズの偉大さを改めて感じました。
外に出ると芸劇前の広場にて大道芸のお祭りが。
ちょうどやっていたのが「FUNNY BONES」って二人組で、これは笑いました。
「TOKYOゾンビーズ」って巨大なゾンビが暴れまくるパフォーマンスがめちゃ毒があって面白くて、時間あけて二回も見に行きました。
芸の出し方と見せ方、構成がうまい。二人のバランスが最高。
「FUNNY BONES」お気に入りです。

KUNIO11『ハムレット』チラシお送りします!

KUNIO11「ハムレット」のチラシが完成しました。(まだ見てません。)
チラシ配送希望の方を新たに受付けるそうです。
お手元に欲しい方、ぜひご連絡下さい。↓

KUNIO公演チラシをご自宅にお送りいたします!!
KUNIO11『ハムレット』のチラシが出来上がり、過去の公演でアンケートにDM希望とご記入いただいた方には順次発送しております!ご希望の方はコチラからぜひ。 ⇒

2014年5月3日土曜日

謎だらけハムレット

ハムレット、謎が多くて面白い。
シェイクスピアの他のどの劇よりも、あえて書かれていない秘密の部分がたくさんあるのではないだろうか。今度出演するKUNIO11「ハムレット」は一番短いバージョンQ1を使用するため、また余白が大きくその分空想が膨らむ。いろんなハムレット本を読みながら、それぞれの解釈を楽しみながら、自分の読み方を見つけていく。

どう読むかでどう演じるかが大きく変わるから。
魔女や妖精や呪術や迷信、現代からは考えられないくらい不思議な目に見えないものたちに人々が取り囲まれて暮らしていた時代に、シェイクスピアという魔法使い(演出家)が書いた魔法の書物(脚本)。たくさんのマジカルな仕掛けが言葉によって仕掛けられていて、それをどう読み取ってどう演じて具体化していくかがシェイクスピアの面白味。

シェイクスピアの戯曲が時代を越えて生き続けていくのは、このかけられた魔法の強烈さによってだろう。魔力に身を明け渡しながら演じ、その世界を旅してまた戻ってくるのが役者の醍醐味。
帰ってこれなくなるぐらいの強烈な魔力にとらわれたなら、それはそれ。
どこまで行けるのか、試し続ける。
ああ、楽し。