世田谷文学館にて開催中の「植草甚一スクラップ・ブック」に足を運びました。
7月5日までだったので、間に合ってよかったです。
植草さんは時間の王様!
映画、本、レコード、切手、コラージュ…どれひとつとっても凄まじい凝り方と物量で、どれだけの時間をかけたのか計り知れないし一度の人生でこれだけのものを広く深く楽しむことが出来るなんてまったく脱帽です。
ノートに書くこと、糊で貼り付けること、色を塗ること、写真はちゃんと焼くこと、ブログを書きながらこんなことを書くのは何だけど、電脳世界ではなく、きちんと手に取れるものとしてカタチに残すことの大切さをひしひしと感じました。
アナログの圧倒的な存在感と確かな感覚。
手間がかかっているようで実は時間の感覚としてはデジタルより圧倒的に豊かなのではないでしょうか。
植草さんがネットに出会っていたらどんな使い方をしてたかなあっていうのも興味があります。
きっとデジタルをアナログに使いこなすかっこよくて面白い使い方を発明しているはず。
新しいものは簡単には手をつけずに置いといて少し古びてきたときにさらっと使うのがかっこいいやり方。
まず心から遊ぶこと。
それからその遊びをおもむろに仕事にしてお金を稼ぎ、あきたら次の遊びに向かうこと。
遊びと仕事の使い分けのうまさが膨大な遊びと仕事の量につながっているんだなあ。
思うところはたくさん。
梅雨の雨に阻まれながらあきらめかけていたのですが来てよかったです。
人生は楽しむもの。
とことん楽しみ尽くすもの。
そうすれば時間は無尽蔵になる。
最初はいった店で、買うのを止めてしまった日は、いくら捜し回っても掘出物がないことが多い。
植草甚一
0 件のコメント:
コメントを投稿