東京芸術劇場プレイハウスにてピーター・ブルックの「驚愕の谷」を観ました。
豊かさ、信頼、愛が舞台上から客席にとめどなく溢れてきます。
何もない空間に何でもありの演劇。
演奏者を含めてたったの5人でこの広い空間を埋めつくしていました。
巨匠は手ぶらで、最も過激。
帰り道、最高にうまいお酒を飲んだみたいな心地よい気分です。
自分の芝居を観に来てくれたお客様にもこんな気持ちで鼻歌でも歌いながら帰って欲しいな。
世界がどんな状態であったとしても、芝居にはその世界をつくり出す人の心に強い影響を与える力があるのだから。
その力が世界を変えていく。
だからいつでも、よりよいものを。
豊かなものを。
目指すものは、変わらない。
「自分だけで勉強しないで、解釈しないで、皆と分かち合いプレイしなさい」
「劇をするには大変な努力が必要だ。しかしわたしたちが努力を遊びとして体験するなら、それはもはや苦しい努力ではない。劇(プレイ)は遊び(プレイ)である」
ピーター・ブルック
2014年11月4日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿