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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2017年5月31日水曜日

打って、打って、打ちまくる。

 
大好きな5月ももう終わり。さよなら5月!

今月は『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』、『3時間で撮る映画のワークショップ』、そして大石貴也監督の新作と今野裕一郎監督の新作に出演と映画に明け暮れてました。

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』は心血を注いで、結果にも納得のできたいい上映会でした。独自の路線を疾走する監督たちの映画を立て続けに4本の贅沢な180分。
特に今回の上映会に向けて製作が始まった清原惟監督『波』、三浦翔監督『ラジオ・モンタージュ』、今野裕一郎監督『OVER, UNDER, AROUND & THROUGH 』は、製作時間の短さを微塵も感じさせない素晴らしい映画だったので、またどこかで必ず上映されることと思います。ぜひ今後もご注目下さい。

『3時間で撮る映画のワークショップ』、無理するところも大きかったですが、死ぬまでに映画を10,000本撮ることを目標としている自分にとって、早撮りは避けて通れぬ道。最低限、どこにどんな時間が必要なのか、その最低限を知るためのいい経験です。参加者のみなさんよりも自分にとってのワークショップになっていますね。
それだけ無理して早撮りしても、キラリと光るいいシーンはあるわけで。一回しか撮影が許されてない中で、全体に漲る緊張感や詰めた呼吸のようなものが、やはり画面に映るようです。限られたショットの中でどうシーンを構成するのかも編集の腕の見せ所でもあります。すべての作業が楽しいですが、編集が一番快楽です。ストーリーに沿って映画をつくっているわけではないので、編集が一番の発見の場であり、一番ダンスしている瞬間になるからです。脚本がまずあってそれに沿って全体をつくっていく演劇よりも、まず踊りがあってその踊りの組み合わせでひとつの印象を積み重ねていくダンスの方が、自分の映画にはとても近い感覚です。

6月、もう間もなくイスラエルへ。
昨年に出演したアンジェリカ・リデルの新作の再演です。
聖書で読んでいたあの世界へ、足を踏み入れる感動!
旧約と新約の世界が隣り合わせで混じり合っている世界。
アダムがいて、イエスがいて、ヘロデやサロメがいて、ヨハネがいて・・・。
そこにまたイスラムの神も存在している。
世界中で巻き起こっている宗教問題の根源があり、同時にそれらが共存している場所。
あんな狭いところに、どれだけ凝縮すれば気がすむのだろうか。
だけどきっと、それが世界の面白さ。
うーん、絶対に何かつくりたくなるに決まっている!!

ホドロフスキー監督は言いました。
映画の魔法は映画をつくらなければ身につかない。
空手やボクシングと同じで実際に拳を打ちつけた回数の分しか強くならないと。

だからとにかくつくる。死ぬまでに10,000本。その道筋が自分にとっての映画です。
自分の映画には、その道筋がすうっと映っていればそれでいいのです。
打って、打って、打ちまくるのです。

2017年5月24日水曜日

風や水や火や土の色、生きている人の姿。

今野さんの新作であり、自分の出演作でもある『OVER,UNDER,AROUND&THROUGH』、本当にいい映画でした。きっかけは先日の『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』だったけれど、そこから果てしなく広がっていく予感を感じます。この映画を必要とする人に、世界中どこまでも伝わっていきますように。あの風や水や火や土の色を、生きている人の姿を、いつかぜひ、観て欲しいです。
この上映会に参加するにあたり、ぜひ新作映画を集めよう、ということで久しぶりに自分の映画をつくりました。
BUSSTRIO.COM

愛し愛され、われに五月を。

今週土曜の映画のワークショップに向けて脚本を書き上げました。
まだ会ったことのない、一人一人の顔を思い浮かべながら。
先日上映した新作の手法をもう少し押し進めつつ、
わあっと拡散ではなく、ぐうっと凝縮する方向で。
参加者のみなさんが素晴らしいインスピレーションを与えてくれました。
なかなかのボリュームになったので、あとは三時間でどこまで撮れるかです。
五月は大好きな季節。その五月に相応しい物語。
人は愛し愛されて生きていく。
どれだけ痛い目を見ても、世界がどんな状況だろうと。
人は愛し愛されて生きていく。
きっと憎しみだって、カタチを変えた愛の姿。
それさえ忘れなければ、何があっても大丈夫。
丁寧に撮ろう、そのことを。

2017年5月22日月曜日

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』終了しました!


『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』東京入谷 SOOO dramatic!さんにて無事に終了することが出来ました。たくさんのお客様に出会えてとても幸せでした。参加監督、スタッフ、お手伝いいただいた方、お客様、誰一人欠けてもこの上映会は成立しなかったと思います。本当に感謝です。監督たちの湯気の立つような熱い熱い映画を今、必要としているお客様に届けることが出来たというのが何より幸せです。vol.1ですから、もちろん2も考えています。が、何よりまずは映画です。参加監督たちの今後の活躍にもどうぞご期待下さい。みんな素晴らしい才能です。どうもありがとうございました!

ツイッターでの感想などまとめました。ぜひご覧下さい。

https://twitter.com/i/moments/866449776669106176

2017年5月18日木曜日

出演映画『OVER, UNDER, AROUND & THROUGH 』

5月21日開催!『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』
今野裕一郎監督の最新作の情報が出ました!
自分も出演させていただいてます!
『OVER, UNDER, AROUND & THROUGH 』
(2017年/40分/カラー)
監督・脚本・編集:今野裕一郎 / 撮影・編集:和久井幸一 / 録音:橋本和加子 / 現場助手:新穂恭久
出演:菊沢将憲 / 砂川佳代子 / 坂藤加菜 / 郷田明希 / 橋本和加子 / 秋山莉沙 / 今野裕一郎 / 稲継美保 / 中野志保美 / 松本一哉 / 望月志津子 / 半田美樹 / 石田美生 / 武田有史 / 黒木麻衣 / 原麻理子 / 秋山遊楽 / 北野正明
街は川で分断されている。男はあちら側へ行った。女はこちら側で動かない。男は全てを忘れてしまった。彼女たちは抵抗を続ける、生活して、表現をして、商売をして、子供を作って、街で生きている。どこへ向かおうと呼吸をやめない男はやがて変容する。そしてある朝、男は魚になっていた。
『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』
http://sekainikuiwo.strikingly.com

2017年5月17日水曜日

果てしない自由

今野組の撮影が続いております。
火・水・風・土とすべてのエレメントとガチンコ対決していて、
これだけの要素をひとつの映画で演じるのは、
もうないのではないかと思うほどです。
しかも短編映画なので、その密度は計り知れません。
死んで生まれ変わる、そしてまた死んで。
そもそもはじめから生きていたのだろうか。
空気のようなものが、ある日突然意思を持ってしまったら、
こんな風なカタチをとるのかも知れない。
宙を舞っているホコリとか、水たまりの中で漂っている微生物とか。
意思を持ちながら発光している目には見えないもの。
そういうものが集まって、何かを言おうとしている。
その姿が、ヒトのように見えているのかも知れない。

今野組のこの新しい映画も、5月21日に上映です。
撮影はギリギリまでやっています。
映画とは自由のことです。
果てしない自由です。
ここにはそういう映画だけが集まっています。

この上映会をやってよかった。(まだ終わってませんが)
自分にとって映画がなんなのか、前より深く知ることができました。

5月21日開催!『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』
オフィシャルサイト⇨http://sekainikuiwo.strikingly.com
上映会ブログ⇨

2017年5月13日土曜日

出演作“¿Que haré yo con esta espada? ”予告編

6月、出演したアンジェリカ・リデルの舞台 “¿Que haré yo con esta espada? ” がイスラエルの演劇フェスティバルにて再演されます。演劇祭の作品紹介ページの中にある予告編です。

アヴィニョン演劇祭にて初演され、ブラジルのサンパウロとサントスの2都市公演を経てイスラエルへ。パリで起きたテロ事件と、パリで女性を殺してその肉を食べた佐川さんへ捧げられた5時間の大作です。

ちょうど一年前のこの季節にスペインに渡ってクリエーションに参加しました。
この舞台が放つ叫びは世界中で巻き起こっていることに対する強烈な挑戦です。

Angélica Liddell
¿Que haré yo con esta espada? (And what will I do with this sword?)
SHEROVER HALL, JERUSALEM THEATRE
詳細はこちらをクリック→More Info>


2017年5月12日金曜日

今野組クランクイン!

本日朝の4時、『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』参加監督であるバストリオの今野裕一郎さんの今野組がクランクインしました。5月21日の上映に向けての映画です。クランクインして10日も経たずして公開なんて、なんてドキドキしてワクワクして素敵な映画なんだろうと思います。

今回、出演させていただいてます。
なかなか面白い役どころです。

今野さんとは空気公団さんのライブ『夜はそのまなざしの先に流れる』の舞台でご一緒させていただいたことがあるのですが、映画は今回初めてです。タイトなスケジュールであることをまったく感じさせない、落ち着いた的確な演出は、役者としての自分の新たな面を開拓してくれています。バストリオでおなじみの面々も一緒で、とても頼もしく面白く参加させてもらっています。

今回の上映会では監督作品と出演作品、それもどちらも最新作を観ていただけることになりました。ちょっと前のノートを見返して、たまたま自分がメモしていた言葉に再び出会って、上映会までの残りの9日間をまた新たな気持ちで迎えることが出来そうです。

誰にでも彼にでも観てもらう必要はなく、今回のこの上映会とそこに集まる映画との出会いを必要としている人に観ていただければそれでいいのであって、その出会いのきっかけとして、いろんな人に呼びかけることが出来ればそれでいいのだと。それも思えばチラシの頭に最初から書いてありましたが。

『ああ、面白かった〜!』で終わる映画は一本もないことだけは保障できます。
どの映画もザラっとした独特の手触りを持っています。
苦手な人もいるかも知れません。
だけど、どの映画も自分にとって大切な映画です。

先日参加したワークショップで出会った演出家ジゼル・ヴィエンヌは『拒絶される可能性があるからといって私は大衆的な作品をつくるつもりはありません。私は極限を求めます。しかし、観客にも権利はあるのです。それは席を立っていつでも帰ることが出来るという権利です』と。

これはとても確かな言葉です。

しかし思えば今回、『ラジオ・モンタージュ』の三浦翔監督も上映会が決まってからの撮り下ろし作品であるし、こうした挑戦を監督にしていただけたのも、上映会を開催した主催者冥利に尽きます。自分の主催する上映会をきっかけに新しい映画がこの世に生まれてくるなんてこんな贅沢は本当にないですよ。勇気あふれる監督たちに感謝です。

今回の上映会の体験が来ていただいた方にとって特別な体験になるように、あと少しの間、全力を尽くします。

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』ウェブサイト
http://sekainikuiwo.strikingly.com

2017年5月8日月曜日

今に生きることを映画の中に体験する。

福岡より帰ってきて、再び自分の映画と向き合っています。
たくさんのお客さんが教えてくれました。
自分が知らなかった自分の映画のことを。
良くも悪くもそれは全部、自分の姿。

何度も何度も見返して、少しずつ修正を重ねています。
よりクリアに映画が伝わるように。
上映時間も少し短くなりました。
東京の上映に向けてもう一度、ギリギリまでつめていきます。

上映会もみんなの映画が出揃ってきていています。
自分で集めただけあって、猛者揃いです。
バチバチといい火花を散らしながら、
その火花がでかい花火になるといいなと夢想しています。

映画はどれだけフィクションにしようとしても、
必ずその時代を映し取り記録します。
監督たちの映画への思いが時代を切り取り、
同時上映される映画たちが乱反射しながら、
『今』を突きつけることになるでしょう。

今に生きることを映画の中に体験する。

いわゆるエンタテイメントではないですが、
これが自分たちが考えるエンタテイメントです。

開催まであと13日。
腹はくくりました。
あとは観てもらうだけ。
この上映会はものすごいことになる。
そして自分の新しい映画も。

挑みます!!
世界に杭を打ち込みます!

バストリオのしんぼさん製作のウェブサイトも絶賛更新中です↓

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』2017年5月21日(日) @入谷 SOOO dramatic! 参加監督:菊沢将憲/今野裕一郎/清原惟/三浦翔/大石貴也/林俊作
SEKAINIKUIWO.STRIKINGLY.COM

2017年5月7日日曜日

上映会までいよいよ2週間です!

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』開催まで2週間となりました。現在編集中の監督や、撮影真っ盛りの監督もいて、まだ全貌は見えていませんが、今もっとも旬で熱い映画が出そろいます。映画とは何なのか、果たしてこれが映画なのか、どの映画も様々な角度から見る人の心を揺さぶってくるはずです。アトラクションを楽しむように足を運んでいただけると幸いです。ご予約は直接ご連絡いただくか、下記の予約フォームからでもご予約できます。お待ちしております!!
『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』
2017年5月21日(日)
12:00~ / 15:30~ / 19:00~
※開場は30分前
会場:SOOO dramatic!  
東京都台東区下谷1丁目11−15
東京メトロ日比谷線「入谷駅」1番・2番出口から徒歩1分
山手線鶯谷駅徒歩7分
上野駅入谷口徒歩15分
料金:
前売券:2000円 当日券:2300円
学生前売券:1500円 学生当日券:1800円
(当日受付にて要学生証提示)
リピーター割引:1000円(受付にて要半券提示)
上映作品:①+②+③の3作品と、各回によって変わる1作品、計4作品をご覧できます。
作品の詳細は下記のHPをご覧下さい。
①菊沢将憲「世界と、家族と、あなたと、わたしと。」
②今野裕一郎「タイトル未定」
③清原惟「タイトル未定」
(上記の3作は全ての回で上映)
↓12時の回のみ上映
三浦翔「国家を愛することについて(仮)」
↓15時半の回のみ上映
林俊作「Railment」
↓19時の回のみ上映
大石貴也「フィラエの風」
すべての回でアフタートークやります!
上映+トーク+フリータイムで3時間を予定しています。
ご予約はこちらから⇩
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=7c71c5283c
あるいは件名を「上映会予約」として、
希望の日時・お名前・枚数をご記入の上、
kikuzawa1974@yahoo.co.jp
までご連絡下さい。
心からお待ちしております!
『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』2017年5月21日(日) @入谷 SOOO dramatic! 参加監督:菊沢将憲/今野裕一郎/清原惟/三浦翔/大石貴也/林俊作
SEKAINIKUIWO.STRIKINGLY.COM

2017年5月2日火曜日

世界に杭を打つ映画。

福岡より東京に帰ってまいりました。
ぴあフィルムフェスティバル in 福岡、そして福岡市・久留米市における新作映画『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』上映と3カ所での上映会、足を運んでいただいたお客様に心から感謝です。
特に何も言わずに当日にいきなりニコニコしながら来て下さるお客様が本当に多くてびっくりうれしく、『やっぱ九州やな〜』って感じてました。

そしていよいよ今月!
5月21日、東京入谷にて『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』開催です。

その上映会で上映する最新作『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』を福岡市、久留米市で上映させていただいたのですが、どちらも様々な物議を醸した最高の上映会でした。

そこで巻き起こる出来事に自分自身も激しく感情を揺さぶられました。

ひとつ分かったことは、自分が自分の映画を何も知らなかったのだということ。
そして自分が思っている以上に、深く深く自分の奥底に根ざした映画になっているということ。

『良い意味でも悪い意味でも心や感情が動かされる人多数いてかなり興味深い作品』
『暴力とは違う、もっと純粋な破壊』
と言って下さった方がいますが、本当にそうなっているようです。

今、5月の上映にむけていろいろな感想やアドバイスをもとにもう一度練り上げています。
さらに強度を上げて臨みます。
心構えは出来ました。
あとは観てもらうしか、ありません。
世界に杭を打ちます。

5月21日東京・入谷のイベントスペースSOOO dramatic!にてお待ちしております!


上映会の詳細とご予約はこちらのウェブサイトから。
ロゴマークをクリックして下さい⬇︎

『世界に杭を打つ!上映会 vol.1』2017年5月21日(日) @入谷 SOOO dramatic! 参加監督:菊沢将憲/今野裕一郎/清原惟/三浦翔/大石貴也/林俊作
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