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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2015年12月27日日曜日

MISAHARADA HATS OFF!

POLA MUSEUM ANEEEXにて「MISAHARADA HATS OFF!」。
ロンドン在住の帽子デザイナー、原田美砂さんの日本初の個展。
たくさんの帽子とインタビュー映像が面白かったです。
このギャラリーはだいたいいつも写真を自由に撮れるのが良いところ。

2015年12月23日水曜日

YOKO ONO 「FROM MY WINDOW」

YOKO ONO 「FROM MY WINDOW」
@東京都現代美術館

清澄の街を歩いて東京都現代美術館へ。
SNACの通りに古本屋さんが増えていてうれしかったです。
美術館の地下のフロアがYOKO ONO一色、
初期の作品から現代の新作まで見応えのある展示でした。
1970年の実験映画「Fly」
ヘッドフォンをつけてYOKOさんの音楽を聴きながら、
歩き回って展示を楽しめるオープンなスペース
外に出て雲を眺める「Cloud Piece」
2013年の新作の映像「Arising」
特に「Arising」はシンプルな映像なのですが、
人類に起きた(今も起きている)悲惨な経験を、
時間や場所を越えて次々と思い起こさせてくれました。
「何故こういうことが起きるんだろう?」っていう単純な疑問を。
開いている窓を閉じて閉じ籠るような現代美術はとても苦手なのですが、
閉じている窓を開いてくれるようなYOKOさんの美術は最高に大好きです。
会場の所々に流れているYOKOさんの音楽がPOPでかっこよかった。


2015年12月21日月曜日

恐怖と欲望とアイズワイドシャットとローラパーマー


スタンリー・キューブリック監督の「恐怖と欲望」「アイズ ワイド シャット」を観る。
「恐怖と欲望」はキューブリック監督の初の長編劇映画、そして「アイズ ワイド シャット」は最後の長編劇映画。

「アイズ ワイド シャット」はイメージしていたのと全く違う映画で面白かった。
特に貸衣装屋での美少女と変態日本人のくだりが馬鹿馬鹿しくてよかった。
主演がトム・クルーズだったので内容が「バニラスカイ」とかぶる感じもしたけれど、こういう内容の映画は好き。
キューブリック監督のコメディとロックンロールの精神がしっかりと感じられる。
最後の映画も究極にインディペンデント。

「恐怖と欲望」は観ていて自分も早く映画を撮りたいと思わせてくれる映画。
ある状況の中で人間の精神がどんどん変化していく様を描くスタンスははじめっから変わっていない。「同じものは撮らない」というスタンスを生涯貫いた監督だからこそ、かえってはっきり変わらないものが見える。
外側は変わっても、撮り続けてきたものは変わっていないということが分かる。
本当に面白い人だ。

デビッド・リンチ監督の「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」も観る。
めちゃくちゃでよかった。
はじめに主役で出ていたいかした捜査官の突然の消息不明っぷり、ローラ・パーマーの完璧な二重人格ぶりも理解不能なくらい面白かった。
理解できない部分をあれだけ残しながら、映画を観る楽しみを途切れさせないサービス精神。
同じくリンチ監督の最高傑作(俺の中では)「インランド・エンパイア」で裕木奈江さんが終わりの方に脈絡もなくいきなり出てきて、ものすごく長いセリフをまくしたてるとことか、最高にかっこいい。
インタビューで何となく様子は分かるのだけれど、こういう映画がどうやって撮られたのかは、現場に入ってみない限りは絶対に分からない気がする。
いや、現場に居たらよけい分かんないのかも。

監督の頭を叩き割らない限り、その全貌が見えてこない映画、ドキドキする。

「アイズ ワイド シャット」だと貸衣装屋のシーンとか、ああいう監督が遊びで撮ってるとこにその映画の本質が出てる。
分からない、理解不能な、意味不明な、あるいは意味のない、混乱、混沌、不思議、不安、得体の知れない恐怖、そういったものを抱えながら、だけどキュートで、人を惹きつけてやまないもの。そういったものが面白い。

12月に撮った新作も完成。
でも次が見えてきた。
映画は映画なのだ。
テレビドラマとは決定的に違う何かがある。
そこを突きとめなくちゃ。
映画、撮ろう。早く速く。

「映画のことを大事にするのであれば、どうして他の誰かに監督してもらいたいと思うのか、私にはわからない。」スタンリー・キューブリック

「いやあ、“81/2”では結末は見えてこず、予告編を撮っている時に、思いついたのだ。だが“甘い生活”の結末もすべて予定していたものとはまったく違っていた。どんな風に終わっていたか、思い出しもしないのだが。」フェデリーコ・フェリーニ

2015年12月12日土曜日

「フィガロの結婚」劇評掲載

「フィガロの結婚」の劇評が日本照明家協会の会報に掲載されました。

2015年12月11日金曜日

実際に映画を作ってみること。

日々コツコツと映画の編集。
これで終わりというところはあるのだろうか。
からだひとつである程度いける演劇とは違って、
映画は機械とのお付き合いが永遠につきまとう。
分かんないことだらけ、だから面白い。
毎回作業しながら、「これ、撮影のときにやっておけば良かった!」とか「こんな簡単なことも前回出来なかったのか・・・」とか発見反省の繰り返し。
やり直しはきかない。だから次の映画をつくらなきゃいけないのだ。
特に経験からしか学ぶことのできない人間は。
黒澤明監督は生涯で31本の映画を撮った。
これからの10年でその数を越えていく。まずは作品数で巨匠になる。










「最高の映画教育とは、実際に映画を作ってみることだ。」
スタンリー・キューブリック

2015年12月9日水曜日

PFF福岡、4月29日より開催!

ぴあフィルムフェステイバルが福岡で来年4月に開催!
4月29日より3日間。
出演した清原惟監督の映画「ひとつのバガテル」が上映されます。
九州のみなさま、どうぞ足をお運び下さい!
【ニュース更新】
来年4月29日(金)より、3日間の開催です。
http://pff.jp/37th/news/2015/12/4293.html
招待作品は決定次第発表しますので、お楽しみに!
第37回PFFの新着情報[2015年12月08日更新] No.1337
PFF.JP

NODA・MAP 第20回公演「逆鱗」スポット映像

NODA・MAP 第20回公演「逆鱗」スポット映像です。
稽古も間もなく始まります。

2015年12月5日土曜日

空を飛ぶ二羽の鳥

映画の撮影が終わる。
考えては現場にむかい、考えの足らなさに我ながらびっくりしながら、みんなにいろんなことを教えてもらいながら撮影を終え、家に帰ってチェックと必要な部分の編集作業。
そしてまた朝が来る。
睡眠も足りなくなっていい具合に判断能力が落ちてきて、さらに映画の中に深く深く入り込んでいく。タイトルも決まっていない映画だけど、脚本という地図を頼りにみんなで旅をした。
その旅をひとつの詩にしていくのが、これからの編集作業。
フィクションだからこそ、いつもノンフィクションでい続ける。
はじめっから全部嘘。だから嘘つきたくない。

本当にいい脚本を書いてもらった。
10年以上前からの詩人の友人が初めて書いた映画の脚本。
まるで迷宮。こんなにもこんなにも深く読んでいけるなんて。
ひとつひとつのト書きに対して、映像で答えを出していく。
そのために探し続けた。そしてまだ探している。
小説になるのではなく、あくまで詩として。
小説を小説として映画にしていく作業には興味がないから。
つくるものも、生きているこの一瞬も、小説ではなく詩であり続ける。
人生は詩。空を飛ぶ二羽の鳥。

今回は出演者3人、1人はスタッフも兼ねてもらって、監督の自分を入れて4人で撮った。
9月に撮影した映画は3人だったから1人増えた。
スタッフはいた方がいいよ、とはよく言われるけど、「いた方がいい」くらいの人は自分はいらない。「この人しかいない」って心から思える人だけいてくれれば映画は撮れる。
せっかく大好きなことをやるんだから大好きな人だけでいい。

菊沢組の集合写真。
バストリオの今野さん、橋本さんと、映画監督のゆいちゃん。
今野さん、橋本さんも映画監督としてキャリアがあり、今野さんの映画はドイツでも上映されている。ゆいちゃんは2年連続でぴあに入選している注目の映画監督。
全員が映画監督であり、尊敬する友人であり師。
今回どれだけ映画を押し上げてもらったことか。
感謝。

本当にいっぱい話したな。
さあ、またつくるぞ。