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出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2013年3月30日土曜日

新宿で

ある映画監督さんと新宿にて会う。

物腰も柔らかく、やろうとしていることも面白く、スケジュールが会えば必ずご一緒したい、そんな監督さんだった。

いい映画、やりたい。

写真は新宿御苑。
桜吹雪が凄かった。

2013年3月28日木曜日

「SHOOTING PAIN」チケット予約ページ


コロブチカ「SHOOTING PAIN」チケット予約ページのURLが出来ました。
4月1日から発売ですので、こちらからご予約お願いいたします。

URL:http://ticket.corich.jp/apply/44379/017/

役者のワークショップ

日暮里駅から繊維街をすたすた歩いて、役者仲間ののぐっちゃんが主催するワークショップに行きました。ノダマップで共演した仲間たち、そして初めて出会う役者のみなさんといろんなことをやりました。

のぐっちゃんとはノダマップで三回、そして「半神」の初演再演と東京では一番多く共演しています。だから通じるものもありながら、初めて出会う感覚も同時にある。役者がやるワークショップはその役者自身のルーツに触れることが出来て面白いなと感じました。

さあ、これからコロブチカの稽古です。

2013年3月26日火曜日

コロブチカ先行販売終了!

コロブチカのチケット先行販売終了いたしました。
おかげさまで予定の倍近く売り上げたとのこと。
お買い上げの皆様、どうもありがとうございました!
まだチラシも出来てない状態なのにこれだけ売り上げるとは…。
わっしょい!

今後は4月1日より通常販売となります。
予定をしっかり立てて、お早めにお買い求め下さい。
春の横浜、気持ちいいだろうなあ。

2013年3月25日月曜日

コロブチカ「SHOOTING PAIN」チラシ文章!


5月に出演する舞台、コロ×池亀三太(ぬいぐるみハンター)コロブチカ「SHOOTING PAIN」の先行予約チケットの販売が本日3月25日22:00まで迄となっております!
ご好評をいただき、目標の販売枚数を突破しさらに売り上げを伸ばしております。
チラシに掲載される文章を公開しますので、迷われているお客様、ぜひご参考にして下さい。
先行販売の購入方法はこのブログの記事か、上記の出演情報をご覧下さい。
うねりを持った怒濤の勢いでスペシャルな舞台をお届けします!




誰かの痛みを完璧に理解するなんて不可能だから、せめてあんたと私で痛み分け。

「こんなにも皮膚むき出しの生き物だから、人間であることは痛みを伴う毎日だ。」

格闘一家の三男坊として生まれたA君はB君の頭部を空手チョップで傷つけることができるけど、暗殺一家の長男坊として生まれたB君はA君の大事にしていたピカチューの筆箱に卑猥な落書きをしてA君の心に一生消えない傷を負わせることができてしまう。
忘れちゃいけないのは基本的に僕らはむき出しで生まれてきたんだってこと。
それが毎日を重ねる度に、自分を見繕って装って何枚も何枚も特注のオリジナル防護スーツを着こなし戦う勇敢な戦士に成長するのだ。
だけどそんな自分ジャストサイズで完璧だったはずの防護スーツにも見えないところに針の穴くらいの隙間があったりして、ふとした瞬間に誰かにそこを狙いすましたかのようにチクっとされちゃって、軽傷だからって笑ってたらばい菌入って、化膿して、そこから感染症になって、おいおい致命傷だったぞって気付いたときにはもう後の祭り。
そう、祭り。これはある女の子が痛みに鋭敏過ぎて踊り狂ってて、周りもその祭りにあれよあれよと参加させられてしまう物語。
人はいつだって自分の祭りと誰かの祭りを行ったりきたりして忙しく生きている。
思い切って立ち止まってみた奴と、周りを俄然巻き込んで盛大な祭りにした奴。
どいつもこいつも存分に間違えている。

池亀三太(ぬいぐるみハンター)

コロブチカ「SHOOTING PAIN」先行販売25日22時まで!

5月に出演する舞台、コロブチカ「SHOOTING PAIN」。
断然お得な先行販売チケット、本日25日22時までの販売となっております!
3200円が2500円に!コロさんのスペシャルプロマイドチケットです!
これは買うしかないですね。
ゴールデンウィークは横浜美術館で決まり!!

コロブチカ「SHOOTING PAIN」のチケット先行販売が決定しました!!

3200円のチケットが2500円になるお得なチケットです!
販売期間は3月22日10:00~3月25日22:00迄!
「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします!

コロブチカ「SHOOTING PAIN」チケット先行販売決定!!
先行チケット販売期間:3月22日10:00~3月25日22:00迄

☆先行チケット販売特典☆
1.チケットが断然!!安い!!
※通常前売3200円→先行チケット価格2500円!!
2.特典がつく!!
※先行販売特別チケットとして、コロのSpecialプロマイドチケットを入金後ご郵送致します!

【予約方法】
1.お名前(フリガナ)
2.観劇日時
3.枚数
4.PCメールが受け取れるメールアドレス
5.住所
6.電話番号
※「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします!
を明記の上、ご予約ください。

また、先行予約は『完全振込制』と致します。
ご入金後予約確定と致しましてチケットを配送致します。
※こちらも振込表の備考欄に「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします。

素晴らしくお得なこのチケット、ぜひともお買い上げ下さいませ!

2013年3月23日土曜日

井の頭公園でお花見

映画「夢売るふたり」の助監督だった北川さんのお誘いで井の頭公園にてお花見です。

この後、稽古なので飲めないのが残念でしたが。

映画やテレビなど映像関係の人たちとたくさん知り合えて、いろんな話も聞けてとても楽しかったです。

井の頭公園はすごい人出、満開の桜は真っ白でとてもきれいでした。

もうしばらく咲いていて欲しいですね。
もうしばらく楽しんでいたいです。


「なーんの予定もない でもそんな風に生きられる人って ごくわずかです」戌井昭人

2013年3月22日金曜日

スーザン・ソンタグ

最近出会ったスーザン・ソンタグという批評家の本にはまっている。
難しいのにぐいぐい引き込まれて読んでしまう力のある呪文のような文体。
「反解釈」面白い。

そしてまた、今日もオーディション。
まったく世の中にはどれだけ面白い人がいるのだろうか。

園子温「非道に生きる」


日本映画界の奇才、園子温監督が自ら語る自伝風エッセイ。
短期間で一気に書き上げられた高いテンションの文章にぐいぐい引き込まれてしまいます。
「内容なんかどうでもいいから目立て!」「質より量で勝負する」など、共感できる要素が満載。並走しながら時代を共につくる人間がいないなら全部自分でつくればいい。
その覚悟があのバイタリティの源にあるのですね。
初期の映画や「東京ガガガ」など個人的に知りたかった活動に関しても詳しく語ってくれています。キーワードは「刹那」。ファン必読の書。

非道に生きる (ideaink 〈アイデアインク〉)/園 子温

¥987
Amazon.co.jp

2013年3月21日木曜日

「SOOTING PAIN」コリッチページ誕生!



SOOTING PAINのコリッチページが出来ました!


クリック⇒SOOTING PAIN

「観たい!」コメントよろしくお願いします☆


2013年3月20日水曜日

コロブチカ「SHOOTING PAIN」チケット先行販売決定!!

コロブチカ「SHOOTING PAIN」のチケット先行販売が決定しました!!
3200円のチケットが2500円になるお得なチケットです!
販売期間は3月22日10:00~3月25日22:00迄!
「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします!

コロブチカ「SHOOTING PAIN」チケット先行販売決定!!
先行チケット販売期間:3月22日10:00~3月25日22:00迄

☆先行チケット販売特典☆
1.チケットが断然!!安い!!
※通常前売3200円→先行チケット価格2500円!!
2.特典がつく!!
※先行販売特別チケットとして、コロのSpecialプロマイドチケットを入金後ご郵送致します!

【予約方法】
1.お名前(フリガナ)
2.観劇日時
3.枚数
4.PCメールが受け取れるメールアドレス
5.住所
6.電話番号
※「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします!
を明記の上、ご予約ください。

また、先行予約は『完全振込制』と致します。
ご入金後予約確定と致しましてチケットを配送致します。
※こちらも振込表の備考欄に「菊沢扱いで」とご明記よろしくお願いいたします。

素晴らしくお得なこのチケット、ぜひともお買い上げ下さいませ!

今日もまた

今日もまたオーディション。
今日もまたいい出会い。

すごい人は世の中にいっぱいいるもんだ。

2013年3月19日火曜日

コロブチカ最新情報!

お待たせしました!
5月に出演するコロブチカの最新情報です。
キャストが全て決定になりました。
タイトルから(仮)がなくなりました!
チケット発売日も近づいてきております。
ご予約はkikuzawa1974@yahoo.co.jpまでお名前・日時・枚数・ご連絡先をお知らせ下さい。
どうぞお楽しみに!

コロブチカ本公演「SHOOTING PAIN」
作・演出 池亀三太(ぬいぐるみハンター)

キャスト:
コロ
一色洋平
右代谷勝好
菊沢将憲
工藤さや(カムヰヤッセン)
六川裕史
湯口光穂
林大樹
前園あかり
港谷順(劇団→ヤコウバス)
鳥枝明弘
高橋智哉
浅川薫理
雨宮慎太朗
雨宮真梨(劇団バッコスの祭)
右手愛美

日程:2013年5月4日(土)~6日(月祝)
4日(土) 18:00~
5日(日) 13:00~、18:00~
6日(月祝)13:00~、17:00~
(計5ステージ)

会場:横浜美術館ホール

チケット:一般前売券  3200円
     ペアチケット 6000円(前売のみ)
     当日券    3500円

チケット発売日:2013年4月1日(月)

「野口による春のワークショップ」

NODA・MAPの「ザ・キャラクター」「南へ」「エッグ」、そして先月の舞台「半神」でも一緒だった役者仲間の野口卓磨(のぐっちゃん)がワークショップを開催します。

のぐっちゃんは身体能力が高く、脚本の読み込みが深く、自分とは違ったアプローチで作品に取り組んでくるので、いつも刺激をもらっています。

演出家ではなく役者が行うワークショップなので、切り口も面白くなると思います。
知り合いでなくとも参加できるようなので、興味ある方はぜひ応募してみて下さい。
もっと詳しい情報を知りたい方はのぐっちゃんのブログをご覧下さい。

「野口による春のワークショップ」

3月25日(月)~28日(木)の4日間
時間 13時から17時
場所 都内某所(参加者にのみ通知します)
内容 エチュード、エチュード、とにかくエチュード。のちシーンワークへ
参加費 無料
募集人数 若干名
応募先に、氏名、年齢、性別、簡単な舞台出演歴、4日間のうち何日参加できるかを明記して下さい。
確認後、23日(土)22時までにこちらから返信させていただきます。
万が一返信が無い方は、再度ご連絡下さい。
締切 3月22日(金)22時まで
※オーディションではないので選考はありません。
ただし人数に達し次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。
 

春の空


本日はCM撮影、とても清々しい、いい現場でした。
初めての挑戦もありましたが、無事に終わりました。
よいCMになりますように。

街はすっかり春、桜も咲き始めています。
空の色が、とてもきれいです。

2013年3月18日月曜日

コロブチカ稽古二日目!

今日はコロブチカ稽古二日目。
今日もまた面白かった。あるゲームをみんなで一段階、クリア!

面白いのはいいことだ。次の稽古が待ち遠しい。

明日はCM撮影。
一夜漬け。

出来ないことを出来るようにしていくのは、スリルがあって楽しいものです。

2013年3月17日日曜日

富士山

御殿場にて。
朝焼けに富士山がとてもきれいでした。

2013年3月15日金曜日

ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー展

渋谷のBunkamura Galleryで「ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー展」を見ました。
ヨーロッパの風景を中心にした、優しくてたくさんの遊び心に満ちた楽しい絵たち。

飾りのない品の良さが見てて心地よかったです。
東京駅の絵もありました。
3月24日まで会期中無休、入場無料です。

B1にあるアート関連の本屋さんで、以前出演したnibroll“this is weather news”のDVDと再会。
一枚でも多く売れますように。

2013年3月14日木曜日

デカメロン21

デカメロン21、とても面白かったです。

11pmとかタモリ倶楽部のオープニングみたいなノリで。

昭和の香り。

イメージしていたよりもずっと上品に仕上げられていました。

いろんなお話が交錯しながら進んでいくのですが、きちんと一本物語の筋は通っていて、原作ではないと思いますが小説の「デカメロン」に近い牧歌的で豊かなエロスを感じました。

シーンとシーンのつなぎ方、転換のスピードとリズムも心地よかったです。
映像・音楽・振付もよく、ショーとしても十分に楽しめました。

渋谷のCBGKシブゲキ!!にて3月24日までです。

デカメロン

ナイロン100℃の「デカメロン21〜或いは、男性の好きなスポーツ外伝〜」を観に渋谷へ。

渋谷は裏通りのカオティックなスペースが魅力。

「デカメロン」という小説と、チラシ中面のイラストを描いてる山本直樹さんが好きなのもあって、気になっていた舞台なのです。

2013年3月13日水曜日

予感

コロブチカ初稽古!
うーん、楽しかった!

いろんなワークショップ経験してきたけど、
「まだこんなのあるんだ」って遊びでいっぱいで。

次の稽古が待ち遠しい!

渋谷駅の太郎さん。
いい芝居の予感。

コロブチカ稽古初日!

さあ今日からコロブチカ、5月横浜での舞台の稽古がはじまります。

誰と、何を、どうつくるのか、全てはこれからです。

早めに着いた稽古場のある街は夕暮れ。
強い風が吹いています。

さあ、ここから。

2013年3月12日火曜日

明日はコロブチカ初稽古!

昨日見たワタリウム美術館の壁面の写真は現在、ワタリウム美術館で行われている「JR展 世界はアートで変わっていく」のフランス人アーティストJRさんの作品でした。

巨大な写真を様々な方法で街に直接掲示することでメッセージを発信しています。東北の被災地を巡って行った〈インサイドアウト計画〉の展示もあるようです。チラシの作品紹介では被災地でうち捨てられたままの船や自動車に大きな顔の写真が貼りつけられています。

昨日はギャラリーがお休みで見られずに残念でした。
興味がある方、ぜひ足をお運び下さい。

さあ、明日はいよいよコロブチカ初稽古です!
とにかくいい芝居をして、いい舞台をつくること。
当たり前だけど、これが自分の一番です。

どうぞ楽しみにしていて下さい。

2013年3月11日月曜日

顔がいっぱい

CMのオーディションで青山へ。
たった10分足らずの時間だったのに、すごく緊張して、すごく楽しかった。
ちょっと歩いてワタリウム美術館へ。外壁がすごいことになってる。
チェルフィッチュの岡田さんの新しい本が出ていたので少し読んでみる。
また少し歩いてmayaというギャラリーで「キムフェス」という親子三代展を見る。

2013年3月9日土曜日

梅の香

梅林、辺り一面梅だらけ。
梅の香がただよう、春の日です。
ぽっかりと、そこだけ梅林だったので、だんだん狭まってそうなったのか、誰かが植えて広げたのか、とても不思議な空間でした。

人について知らないことはたくさんあって、話して話して、もういいかなってくらいに話して、それでももうちょっと話した末に「ええっ?」って話が出てきたりします。もしその手前で止めてたら、一生聞けなかったんだと思うと、得をした気分になります。

梅の香は、ひかえめだけど、確かに春のにおいです。

リフレイン

LAND→SCAPE、何度も何度も夢でみた

目が覚めて、もう一度寝てもまたLAND→SCAPE

朝までずっとLAND→SCAPE

あの舞台を、もう何年も帰っていない故郷を

寝ては覚め、寝ては覚めしながら夢に見続けた

ああ、そうか、これがリフレイン


2013年3月8日金曜日

海を眺望→街を展望

最高だった。

小倉、魚町銀天街、紫川、遠賀川、皿倉山、しろやのパン、旦過市場、丸和、井筒屋…。

もう何もかもが…。

帰り道、池袋が小倉になった。

こんなとこにいたらだめになる、確かにそう思って出て来た街だけど、でもこんな風に描かれたら…。

うー。

パンフレット見たら最も北九的な風貌の人がマームとジプシーの主要キャストの人だったので笑った。

LAND→SCAPE

観に来ました。
初.あうるすぽっと。
初.藤田さん。

故郷、北九州がどんな舞台になっているのか…。

楽しみです。

帰ってきた寺山修司

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

先日買った寺山さんの「競馬無宿」を片手に京王線に乗って、芦花公園駅近くにある世田谷文学館に「帰ってきた寺山修司」展を見にいきました。

主に寺山さんの学生時代や入院時代に友人や恩師に宛てて書かれた夥しい量の書簡や同人誌が中心に展示されています。特に手紙や葉書は量がものすごいので、全部読みたい人は3〜4時間くらいたっぷり時間をとってのご来場がおすすめです。用事のため2時間しかなかったので、全てを見ることが出来ませんでした。

まだ寺山さんが「寺山修司」になる前の、若き日の野心と不安と希望と絶望にあふれた自筆の手紙。はじめからあの「寺山修司」であったわけではないのですね。たくさんの友人や恩師や先輩歌人との関わりの中で後年「寺山修司」として活躍するあの人物像が形成されていくのが、手に取るように見えて来ます。

「画家になろうかな」と考えていたこともあるくらい、評価の高かった美術の才能も手紙や手製の文芸誌の中のイラストで堪能することが出来ます。

とにかく盛り沢山。
若き日の寺山修司に出会える濃密な空間でした。

2013年3月7日木曜日

情熱

芝居仲間から芝居にかかわるメールをもらった。
情熱っていうのはメールでも伝わるんだって感じた。

短い文面で、別に「!」がたくさんついてたりするわけじゃないのだけれど。
情熱と決意が伝わった。

そのことを考えるといてもたってもいられなくなる。
そんな情熱をいつも絶やさず生きていくこと。

周りの気温が低かったり風がびゅうびゅう吹き荒れてるときにこそ。
むしろそこに情熱をポンとさらしてみるのもいいかも知れない。


「生きるっていうのはね、やっぱり、跳ねるとか、ヴィヴィッドであるとか、声が大きいとかってことだから」 アラーキー

2013年3月6日水曜日

湯島の白梅とビアズリー

湯島天神に白梅を見に行って来ました。上野駅から秋葉原方面に少し歩いて右手に見える不忍池を通り過ぎ、次の大きな通りを右に曲がってまっすぐ、急な坂を道なりにちょいと上がると「江戸三大天神」のひとつ、湯島天神があります。
約400本ほどあるという紅梅と白梅は最高の見頃、たくさんの人で賑わってました。
写真は神社の境内から見下ろした女坂。もう少し奥に急な男坂があります。
梅を楽しんだ後は湯島辺りをぶらぶら。古い建築物を観察です。昭和初期ぐらいの建築なのか、鉄筋でも木造でもアールデコ調の洒落たデザインの家が多くて、眼に楽しいです。
「次に住むならこんな家がいいな。けど、補修が大変そうだな」とか考えながら。
不忍池で鯉と遊んで、アメ横をぶらぶらしながら台湾の市を思い出し、最高の春の一日。
東京の右半分、東側の街ってちょっとくたびれてるんだけど、文化の残り香が漂う何とも言えない味わいにどうしようもない魅力があって、何度歩いても発見は尽きません。

家の近所の古本屋さんで思わぬ収穫がありました。
赤い表紙のビアズリー展(1983年/新宿・伊勢丹美術館)の図録が何と500円。

即買いです。

ビアズリーの図録や画集って高いんです。中に集録されてる図版の大きさや配置も大事な要素なのですが、自分が画集を選ぶときに一番大事に考えているのが、表紙。
表紙がかっこよくないと、部屋に置いてても楽しくない。
お気に入りの片岡球子さんの画集も、やっぱり表紙で選びました。
画集はただそこに置いてあるだけで美しくないと、だめだと思います。
しかも、ほとんど図版で文字は少なく、しかも横尾忠則さんの「私のビアズリー」という文章も寄稿されていて、もう言うことなしです。

おまけに100円コーナーを何気なくみたら、寺山修司さんの「競馬無宿」「競馬への望郷」がそれぞれ100円。しかもどちらも初版本!

クラっときました。

寺山さんの競馬ものは普通の古本の値段ではまず敬遠ですが、100円なら即買いです。
今日は何かある、と思ったんだよなあ。ありがとう、ご主人!この古本屋さんのご主人はかなりの目利きで、いい本を次から次へと集めています。しかもこの地元には、古書の達人はほぼいないので、安い!まるで自分のためだけに集めてくれたのですかと言いたくなるほどの充実のレパートリー、神保町では1秒でなくなってしまうような価格と品揃えで、いつも待っていてくれるのです。

感謝感謝の春の日です。