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2016年9月26日月曜日

最高に優しいのに深く心に突き刺さる

毎日、急な坂スタジオへ。
真夏じゃないからあの坂もまだがんばれる。
ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」、昨日稽古二日目で何とか通して、今日も通して確認作業。せっかくの再演なので、やることだけに必死だった初演を越えて、しっかりと味わいながら、もっとライブ感を楽しみながら演じていこう。
監督と役者、まったく使うとこが違うのでギャップがすごいけれど、単純に身体を動かして汗かいて走り回れる役者は、疲れ方が心地いい気がする。秋から冬ははうまく決まれば映画いくつかと、ダンス作品がひとつ。役者で人の映画の画面に映るってことをもう一回しっかり確かめていきたい。そして自分の映画も続きを撮りたい。まったく新しいのもひとつ。
PFFに出品したことでいろいろ経験したけれど、そのことで自分の映画を変えることは、たぶんない。変わることはあるかも知れないけれど。賞を獲ったり獲れなかったりいろいろあるけど、散々地べた転がり回りながらここまでやってきたから、いいことも悪いことも、まったく同じ距離感で、まったく同じ感情で受け容れられる。
賞を獲ったことで次を撮れなくなった監督も知っている。
(もちろんその逆も星の数ほどいるだろう)
何がいいことで何が悪いことだか、はっきりと決めつけることは出来ない。
人生が終わるまで、とにかく自分のやるべきことを眈々と続けるだけだ。誰が勝とうが負けようが。勝った人が本当に勝っているのか、負けた人が本当に負けなのか、それは誰にも分からない。ただ、眈々とやっていると、勝手に周りが自分から転がり落ちていく、というのも知っている。だから人を蹴落とす必要もない。ただ眈々と一人になるまでやっていれば、自然に一番になれる。それだけだ。だからずっとつくる。つくり続ける。眈々と。眈々と。
つくれなくなること、つくりたい気持ちがなくなってしまうこと、それが自分にとっての死なのかも知れない。

今、一番欲しいもの。
最高に優しいのに深く心に突き刺さるもの。



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